ホンダは先に開催された「第43回東京モーターショー2013」にて、24年前の「F1日本グランプリ」(1989年、鈴鹿サーキットで開催)におけるアイルトン・セナの世界最速ラップのエンジン音と走行軌跡を、さまざまな視点から体験できる特別コンテンツを展示した。その映像動画が現在、YouTubeで公開されている。

「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」

今回の特別コンテンツは、ホンダの「インターナビ」が2013年に取り組んだ「Sound of Honda / Ayrton Senna 1989」の一環。1989年の「F1日本グランプリ」予選で、アイルトン・セナが「マクラーレン ホンダ MP4/5」を操り、樹立した世界最速ラップを、記録された実際のアクセル開度や、エンジン回転数、車速の変化などの走行データをもとに、現代に蘇らせるという試みで、平成25年度(第17回)文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門大賞に選ばれた。

このコンテンツでは、当時記録された走行データと、現存する当時のマシンから録音したエンジンの響きを組み合わせ、1周1分38秒041にわたって忠実に再現したエンジン音と、フルHD-3DCGで再現した軌跡を、さまざまな視点からインタラクティブに体験できる。

東京モーターショーの来場者からは、「24年前に鈴鹿で見ていた伝説のセナの走りがそのまま復活していて、体験できるなんて、本当に感激しました!」「ウェブ版でも凄いと思ったが、会場ではさらに迫力が増していて圧倒されました」などの喜びの声が寄せられているという。この映像はYouTube内ホンダ公式チャンネルで公開され、「Ayrton Senna 1989」プロジェクトの全貌はインターナビのウェブサイト「dots by internavi」内で公開されている。