アート作品の制作・公開などを手がけるチームラボは、東京・原宿の「Audi Forum Tokyo」にて、アウディのスポーツカー「R8」を岩に見立てたプロジェクションマッピングの映像作品を公開する。全長約16m、解像度7Kの迫力ある滝となり、「R8」に降り注ぐ。

アウディ「R8」のプロジェクションマッピング作品

チームラボはプログラマー、ロボットエンジニア、数学者、建築家、ウェブデザイナー、CGアニメーターなど、情報社会のものづくりのスペシャリストで構成されるウルトラテクノロジスト集団。2011年、「百年海図巻」「チームラボハンガー」が文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出されるなどの実績がある。

「Audi Forum Tokyo」で開催される「teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo」にて、アウディとチームラボのコラボが実現。投影される滝の映像は無数の水の粒子の連続体で表現し、粒子間の相互作用を計算されている。滝を撮影した映像ではなく、水の運動シミュレーションとして構築しているという。3次元空間上に立体的に描かれた滝を、チームラボが考える日本の先人達の空間認識の論理構造により、映像作品としている。

なお、チームラボは近世日本画家の一人・伊藤若冲の升目画にインスパイアを受けたインタラクティなデジタルアート作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う」も展示。期間は12月19日から2014年1月5日までとなっている。