一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11日、Adobe Flash PlayerおよびAdobe AIRの脆弱性に関し注意を喚起した。Adobe Systemsが10日(米国時間)に公開した月例更新プログラムを受けたもので、これらの脆弱性を悪用すると、攻撃者が任意にクラッシュを引き起こしたり、システム制御の権限を奪ったりすることができる。
最新の更新プログラムは、下記のバージョン。このうち,WindowsおよびMac向けは、優先度が最高の「1」となる。また、最新のGoogle ChromeやWindows 8.0/8.1上のInternet Explorer 10やInternet Explorer 11をインストールすると、最新版のAdobe Flash Playerが自動的に適用される。
Adobe Flash Player 11.9.900.170(Windows/Mac)
Adobe Flash Player 11.7.700.257(Windows/Mac、Adobe Flash Player 11.7.700.252以前を適用しているユーザーのみ)
Adobe Flash Player 11.2.202.332(Linux)
Adobe AIR 3.9.0.1380(Windows/Mac、Android SDK、SDK&Compiler)
バージョンの確認は、「Adobe Flash Player:Version Information」から、アップデートはFlash PlayerのFlash Playerダウンロードセンターから行える。