発売当初は品薄が伝えられていたiPhone 5sゴールドモデルだが、やっと供給が追い付いてきたのか、周囲でも「手に入れた」という話を聞くようになった。発売から2カ月経っていることを考えると驚異的な人気ぶりだが、ともあれ普通に買えるようになったのは喜ばしいところだ。
さて、そうなるとiPhoneを手に入れた人が次に考えるのは「ケースどうしよう」ということだろう。iPhone 5sは5と形が同じなので、以前から5を使っていた人はケースがそのまま流用できるわけだが、さりとて使いまわすのも芸がない。機種変更で気分も一新、どうせならケースも新しいものを探してみてはいかがだろうか。
ということで今回紹介するのは、スタイリッシュなデザインで知られる「SPIGEN SGP」のiPhoneケースだ。特に、せっかく手に入れたiPhoneのカラーを見せつつも、強固にiPhone本体をガードすることができるクリアタイプのモデルを4種類厳選して紹介しよう。
ウルトラ・シン・エア[クリスタル・シェル]
まずは『ウルトラ・シン・エア』だ。「シン」とはThin、つまり「薄い」という意味。自信満々に商品名に入れるだけあって、たしかにこのケース、とても薄くて軽い。おまけに透明ときているから、iPhoneに装着しても"ケースをつけている感"がほとんどないのだ。それでいて作りはかなりしっかりしていて、プロテクターとしての機能はバッチリだ。iPhoneは5になった時点でものすごくスリムになり軽量化されたが、そんなiPhoneらしさを一番楽しめるケースといえるだろう。
「iPhoneはやっぱりスリムで軽くなきゃダメ! だけどケースはつけてしっかり守りたい!」
そんなことを言われたら、今までなら「ワガママ言うな!」と返すところだが、今後は黙ってこいつをオススメすることにしよう。
ウルトラ・ハイブリッド[クリスタル・クリア]
とはいえ、もうちょっと厚くなってもいいので、iPhoneを手厚く保護したいと望む人もいるだろう。そんな人には『ウルトラ・ハイブリッド』タイプのケースをオススメしたい
こちらは『ウルトラ・シン・エア』よりも厚くできていて、その分耐衝撃性に優れいている。重量と厚みはやや増すが、その分保護力はグッと向上しているのだ。サイドのボタン部分などもすべてカバーで覆われていて、安心感がある。手触りも滑りにくい感じで、ホールド感は良好だ。
これを可能にしているのは、ベゼル部分のTPU(熱可塑性ポリウレタン)という素材の力が大きい。さらに四つ角にはエアークッションが搭載されていて、それも強力な耐衝撃性能の秘密だったりする。
また、このケースのポイントは透明だということだ。透明であることで軽い印象になり、iPhoneの色も生かすことができる。これが色付きだと、せっかく長いこと待って手に入れたゴールドモデルの意味がなくなってしまうからね。
色まで含めて楽しめるのがiPhoneの醍醐味だから、どうせならそれを生かしながら強力に保護できるケースを選びたいところなのだ。
ウルトラ・カプセル[クリア]
一見すると『ウルトラ・シン・エア』や『ウルトラ・ハイブリッド』とそう変わらない外観に思える『ウルトラ・カプセル』だが、実はこのモデルの真価は材質にある。写真ではわかりにくいが、プラスチック等ではなく、高い温度でも変形しにくい、プレミアムTPU素材を用いているのだ。この素材のおかげで、見た目にはスリムでつけている感をあまり感じさせない外観であるにも関わらず、非常に優れた耐久性を備えることができたのである。
ウルトラ・カプセルの"ウルトラ"な部分はまだまだある。背面カメラ部の右側に3つの突起、そして背面下部には「Designed in Irvine California」という表記があり、この2箇所を触ると凸になるデザインとなっている。このとき、他社製品だと背面とケースの間に密着模様が生じることがあり、シールをかませたりしてそれを防いでいるのだが、そうすると透明感が失われてしまう。
ウルトラ・カプセルはiPhone本体とケースの間に微量の隙間を作る設計になっており、密着模様を防ぎながらも透明感を失わず、さらに触っても凹凸を感じることのない緻密な設計がなされているのだ。
このケースを手に持ったときの感触はとても気持ちいいのだが、写真でそれをお伝えできないのが残念で仕方ない。ぜひ一度手にとってほしい。
変形や伸びに強い素材なので、iPhoneの取り外しが強引にできてしまうのも魅力の一つである。
シュタインハイル GLAS.t R ナノ スリム プレミアム スクリーン プロテクター
最後はiPhoneケースではなく、スクリーンプロテクター、すなわち極薄強化ガラスフィルムを紹介しよう。といってもこれ、ただの強化ガラスフィルムではない。iPhoneの前面はもちろん、3つに分離した保護フィルムで背面も守ってくれる、まさにiPhoneの守護神的アイテムなのだ。もちろん他のケースとも併用できるので、両方使ってみるのもオススメだ。
実際に装着してみたが、驚かされたのはそのつけやすさだ。強化ガラスフィルムの端を合わせるようにして静かにiPhoneの上に落とすと、ふわりと吸い付いていった。中に入った気泡も、端の方に押し出すようにしてやるとあっさりと取れていったではないか! 原理はよくわからないが、すごい! いつもこの手の保護フィルムを貼るときは不器用なせいで気泡が入りまくるのだが、これは初見でサクッと成功させることができた。
ガラスフィルムというと軽く考えられがちだが、たかがガラスと侮るなかれ。こいつには「オレオフォビック加工」という加工がなされており、カッターのような鋭利なものでも傷がつきにくく、指紋汚れに強いため皮脂や指紋が付着しても拭き取りやすいという、とてもありがたい存在なのだ。つけているとつけていないとでは安心感が段違いである。ケースはiPhoneのデザインを損ねるから嫌だという人は、こちらを検討してみてはどうだろうか。ちなみにこれは厚さ0.23mmバージョンだが、他にも0.20mmから0.40mmまで様々な厚さのものが用意されている。
(提供:iPad iPhone Wire) |