12月8日、新宿のアイランドウイングにて行われた写真とカメラの祭典「フォトフェスタ2013」。その中で、カシオ計算機のコンパクトデジタルカメラ、EXILIMシリーズの最新フラッグシップモデル「EX-10」を無料体験できるセミナーが開催された。
EX-10は、1/1.7型CMOSセンサーと開放値f1.8のズームレンズを搭載し、世界初の2軸ブラケティング撮影機能「プレミアムブラケティング」など、先進の機能を搭載したモデルだ。プレミアムブラケティングとは、「ホワイトバランス×明るさ」など2つの条件を変化させながら高速連写し、一度に9枚のバリエーション写真を撮影できる機能。今回のセミナーでは、このプレミアムブラケティングを中心に、EX-10の高画質や快適な操作性を体験することができた。今回の取材でも、写真はすべてこのEX-10で撮影している。
EX-10は、旅行先の風景を撮ってみたくなるカメラ
セミナーは午前の部と午後の部、計2回を実施。今回の「フォトフェスタ2013」は、旅行会社として知られるクラブツーリズムの主催ということもあり、普段から写真を撮り慣れている方だけでなく、旅行趣味から写真にも興味を持ち始めたという方も多く参加されていた。
セミナーの講師を務めたのは、カシオ計算機 QV戦略部の青木波男氏。セミナールームのテーブルには1人に1台ずつEX-10が用意され、青木氏が投影資料を用いて、丁寧に使い方を説明した。その後、今回のメインテーマであるプレミアムブラケティングを実際に体験。ブラケティング要素別に用意された3つの撮影コーナーで、「ホワイトバランス×明るさ」と「コントラスト×彩度」、「シャッタースピード」、「フォーカス×絞り」の効果を実感した。
各回15名(事前申し込み)の定員数もほどよく、撮影時間に余裕があり、カシオスタッフにもじっくり話を聞くことができたようだ。また、セミナー終盤のフリー撮影時には、参加者同士で操作を教え合ったり、撮影した写真を見せ合う姿も。セミナーの参加者には、今回自分で撮影した写真データを記録したSDカードがプレゼントされた。
セミナールーム内の撮影コーナーをプレミアムブラケティング「ホワイトバランス×明るさ」で撮影 |
こちらは「コントラスト×彩度」で撮影 |
「夕焼けをもっと赤く表現したい、といった場合にも使ってみてください」(青木氏) |
参加された女性に、セミナーについての感想をうかがった。
「たいへん面白かったです。私はあまり写真に詳しいわけではないので、ホワイトバランスという言葉も"聞いたことがある"という程度だったんです。
でも、このカメラ(EX-10)は、それを変えると実際にどう違って見えるかがひと目で分かりますよね。今までおぼろげだった知識と、今日の経験が結び付いたという感じです。」
また、別の女性は、「色がキレイで驚きました。普段、写真は携帯で撮る程度ですが、このカメラなら旅行で風景を撮ってみたい。条件の異なる写真から、好きな写真を比べて選べるのは楽しいですね。」とEX-10の感想を語ってくれた。
カシオならではの省電力性能、そして熟成の高画質フルオート「プレミアムオートプロ」や5軸対応手ぶれ補正、そして撮り手のイメージにより近い写真を目で見て撮れるプレミアムブラケティング。これらをすべて搭載したEX-10は、なるほど旅行のパートナーとしても絶好のカメラになりそうだ。
このほかフォトフェスタ2013では、協賛企業各社のセミナーをはじめ、有名写真家を講師に迎えた写真講座や予約なしで作品を見てもらえる講評コーナー、フォトコンテストなどが行われた。また、企業の物販ブースも出展。カシオもEX-10のほか電子辞書や腕時計のアウトレット販売を実施した。こちらも盛況で、新宿へ散歩や買い物に来たついでにふらりと立ち寄っても楽しめるイベントだった。