NTTドコモは10日、博報堂DYメディアパートナーズと、妊娠中の不安を軽減する妊婦向けラーニングサービスアプリ「妊婦手帳」を共同開発したと発表した。11日より、iPhoneおよびAndroidスマートフォン向けに無料で提供する。

妊婦手帳

「妊婦手帳」は、妊娠中の女性向けアプリ。妊娠時期に合わせて胎児の様子を知らせる「Today's Baby」、よくある悩みに関する「Q&A」、その時期に行って欲しいことやアドバイスを配信する「赤ちゃんのためにして欲しいこと」などのコンテンツを用意。妊娠中の女性が体重やつわりなどの体調データを入力・自己管理する機能もある。

さらに、医療機関と連携し、通院中の妊婦に対して医療機関からオリジナルコンテンツやお知らせを配信する。サービス開始当初は8病院との連携を予定し、3年で500医療機関との連携を目指していく。

また、2014年度下期までにドコモ・ヘルスケアの提供する健康プラットフォーム「WM(わたしムーヴ)」との連携も図る予定。他のWM(わたしムーヴ)連携アプリとデータを共有することで、「妊婦手帳」に入力したデータを体重管理などのアプリと共有して出産後も継続的に体調を管理することなどが可能になるという。

なお、同アプリの提供に先立ち、NTT東日本関東病院に通院する妊婦31名を対象に、医師・助産師協力のもと約3か月間のモニター調査を実施。調査の結果、6割以上の妊婦が「妊娠・出産の不安が軽減した」「病院に対する満足度が上がった」「妊娠・出産に関する知識が深まった」と回答したという。

(記事提供: AndroWire編集部)