米Qualcommは9日(現地時間)、4G LTEを統合した64bit対応のスマートフォン向けSoC「Snapdragon 410」を発表した。製造プロセスは28nm。デュアルSIM/トリプルSIMの利用も可能となっている。GPUは「Adreno 306」を搭載し、1080pビデオ再生や、13メガピクセルカメラの利用にも対応する。
通信はWi-Fi、Bluetooth、FM、NFCのほか、GPS、GLONASS、BeiDouもサポート。また、通信チップ「Qualcomm RF360」とともに使用することで、マルチバンドやマルチモードをサポートする。RF360に対応するリファレンスモデル「Qualcomm Reference Design(QRD)」も提供されるという。
サンプル出荷は2014年前半を予定。同社は「Snapdragon 410の導入で、150ドル以下のエントリースマートフォンでもLTEの搭載が進む」としている。搭載端末は2014年後半に発売される模様だ。このほか、Snapdragonの全セグメントでLTEをサポートする計画も同時に発表した。