ボール型カメラ「Panono」

ドイツ・ベルリンに本拠を置くPanono(パノノ)は、同社が開発を進めている全天球ボール型カメラ「Panono」の製造、販売に向けて、2014年1月4日を期限としてクラウドファンディングを通じた資金調達を行っている。

ボール型カメラ「Panono」は、上下左右360度のイメージを撮影できる全天球カメラ。カメラを上に放り投げて、カメラが最高到達点に達したところで自動的に撮影が行われる。内部には36個のカメラが搭載されており、7,200万画素の高画質なパノラマ写真を撮影することが可能だ。撮影した画像は専用アプリがインストールされているスマートフォンなどにワイヤレスで転送される仕組みとなっている。

Panonoは、ベルリン工科大学コンピューター・エンジニア科に在籍していたJonas Pfeil氏が設立した会社で、ボール型カメラの2014年10~12月の発売を目指して現在、インターネットを通じたクラウドファンディングにより不特定多数の出資者から資金調達を行っている。目標調達額は90,000米ドル。2013年12月8日時点で505,942米ドルが集まっているという。なお、資金提供者にはボール型カメラ「Panono」を先行特別割引価格で購入する権利などが付与されるとのことだ。

「Panono」で撮影したサンプル写真