日本損害保険協会北海道支部は6日、北海道警察本部と連携して、冬季に多発するスリップ事故防止を呼びかける啓発活動を行うと発表した。
今年度からは新たに北海道庁とも連携し、注意喚起チラシを2万枚作成して、道内全域で啓発を行う。
このたび作成したチラシでは、ドライバーが冬道を安全に運転するための5つのポイントを紹介している。また、チラシ裏面には、北海道庁の協力を得、スリップ事故が起こりやすい状況を写真で紹介し、スリップ事故の注意点を具体的に視覚で訴え、注意喚起の効果を高めたという。
チラシは、損害保険各社・代理店から契約者や消費者に配付するほか、道内の警察署や消費者団体等にも設置を依頼し、広く注意を呼びかけるとしている。
冬道を安全に運転する5つのポイント(チラシ表面)
スピードは、夏場より10キロ以上減速!
車間距離は路面乾燥時の2倍以上確保!
急加速、急ブレーキ、急ハンドル等の急激な操作は禁物!
視界不良時は前方をよく見て、早めに徐行!
無理な追い越しは禁物!
こんなところはスリップ注意(チラシ裏面)
交差点付近
緩い下り坂、緩いカーブ
冷え込んだときの橋の上
日陰部分
ブラックアイスバーン
同支部では、この他にも、すすきの交差点での「交通安全啓発アニメーションの放映」、「駐車場での車両事故防止啓発活動」、「エゾシカとの衝突事故防止啓発活動」等の交通安全啓発活動に取り組んでいるという。
今後もこうした活動を通じて道内の交通事故削減に努めていくとしている。