成田国際空港が実施している、期間限定の「おもてなし」プログラムに、サイバネットシステムの「バーチャルマネキン」システムがプログラムの案内役として採用された。現在、第1・第2ターミナルでバーチャルマネキンが案内している。
英語でおもてなしプログラムを案内
「おもてなしプログラム」とは、国際線間を乗り継ぎする旅客を対象に行うプログラムで、12月31日まで実施。トランジット専用ラウンジの開設や、日本文化体験イベントなどの"おもてなし"で、海外から訪れる人々が充実した乗り継ぎ時間を過ごし、日本への再訪需要を喚起(かんき)することを目的としている。
今回、同空港の「おもてなし」プログラムをより多くの人々に利用してもらえるよう、サイバネットシステムのバーチャルマネキンが起用された。バーチャルマネキンは成田国際空港のイメージカラーの制服を着用し、第1ターミナルと第2ターミナルに分かれておもてなしプログラムを英語で案内する。
バーチャルマネキンは人形(ひとがた)に加工した特殊なスクリーンに、等身大のコンピュータグラフィックのキャラクターを投影させることができるデザインのディスプレイ。ナレーションに合わせてキャラクターが動くため、その場に立っている人が通行人に話しかけているかのような印象を与えるという。
今回は英語のみでの案内となるが、バーチャルマネキンは、マルチ言語に対応しており、言語を随時切り替えることも可能。AR機能やモーションセンサー等のデバイスと組み合わせることで、バーチャルマネキンに人の動作に応じた反応をさせることや、動画再生なども可能となっている。