2014年のブラジル・ワールドカップの1次リーグ組み合わせ抽選会が12月6日(日本時間7日未明)、ブラジル・サルバドールにて行われた。参加32か国はA~Hの計8グループに分けられ、日本はC組でコロンビア、ギリシャ、コートジボワールと対戦することが決まった。
日本の1次リーグ対戦国は、優勝未経験国ばかり
11月28日発表の最新のFIFAランキングでは、日本が48位に対し、コロンビアは4位、ギリシャは12位、コートジボワールは17位。FIFAランキングだけを見ると、日本以外のすべての国が20位以内だが、いずれも優勝未経験国だ。
今回はシード扱いの第1ポットに優勝経験国が5か国もいた上に、日本よりFIFAランクが低くて対戦する可能性があるのが、第2ポットのカメルーンのみだった。そのため、組み合わせ抽選会前には、インターネット上などでザックジャパンの苦戦を予想する声も多く見られていた。
日本は6月14日、コートジボワールと初戦を行う。その後、19日にギリシャ、24日にコロンビアと対戦する。時間はすべて現地時間。
「死の組」はD組。優勝経験国のつぶし合いに
一方、「死の組」となったのが、ウルグアイ、コスタリカ、イングランド、イタリアがそろうD組だ。コスタリカ以外が過去に優勝した経験をもつが、3か国のうちどこか1つは1次リーグで姿を消すことになる。
今回は組み合わせ抽選の前に、強豪がそろう欧州(おうしゅう)勢が9チームある4ポットから2ポットにイタリアが移された。その結果、まれに見るほどの厳しい「死の組」が誕生する形となってしまった。また、B組では2010年南アフリカ大会の決勝戦の再現となるスペイン対オランダが、1次リーグの初戦で激突する。
2014FIFAワールドカップは、6月12日に開幕。ブラジル対クロアチアがオープニングゲームとなる。
各組の一覧と最新のFIFAランク、およびワールドカップの優勝回数は以下の通り。
A組:ブラジル(10位:5回)、クロアチア(16位)、メキシコ(20位)、カメルーン(51位)
B組:スペイン(1位:1回)、オランダ(9位)、チリ(15位)、オーストラリア(59位)
C組:コロンビア(4位)、ギリシャ(12位)、コートジボワール(17位)、日本(48位)
D組:ウルグアイ(6位:2回)、コスタリカ(31位)、イングランド(13位:1回)、イタリア(7位:4回)
E組:スイス(8位)、エクアドル(23位)、フランス(19位:1回)、ホンジュラス(41位)
F組:アルゼンチン(3位:2回)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(21位)、イラン(45位)、ナイジェリア(36位)
G組:ドイツ(2位:3回、すべて西ドイツとして)、ポルトガル(5位)、ガーナ(24位)、アメリカ(14位)
H組:ベルギー(11位)、アルジェリア(26位)、ロシア(22位)、韓国(54位)