FIFA ワールドカップ公式試合球「brazuca(ブラズーカ)」

アディダス ジャパンはこのほど、サッカー「2014 FIFA ワールドカップ ブラジル」の公式試合球として使用される「brazuca(ブラズーカ)」を発売した。

同一形状6枚パネルの画期的な構造

ネーミングは、100万人以上によるブラジル国内の命名キャンペーンで、3つの最終候補の内で70%の支持を集めて採用された。イメージは「感情豊かで、リズムに溢(あふ)れ、友好的」。ブラジルサッカーにも通じるブラジルらしいスタイルを表すとしている。2014年6月12日から7月13日にかけて開催される同大会のほか、12月11日から21日にかけて開催される「FIFA クラブワールドカップ モロッコ 2013」でも公式試合球として使用される。

同商品の特徴は、FIFA ワールドカップ公式試合球として最少となる"6枚のパネル"で構成。また、同一のパネル形状により構成され、ボールバランス、飛行安定性が向上したとのこと。デザインコンセプトは"voice of brazil(ボイス オブ ブラジル)"。視認性の高い白ベースを基調に、ブラジルを連想する緑、青、オレンジを加えた3色での構成となる。

日本での販売は17アイテム 2,100円(ミニ)~1万7,010円(FIFA公認球)

テストには2年半の期間をかけ、600名以上のトップ選手に対し、3大陸の10か国30チームにおいて実施。主なクラブは、ACミラン、FCバイエルン・ミュンヘン、パルメイラス、フルミネンセなど。さらに、リオネル・メッシ、イケル・カシ—ジャス、バスティアン・シュバインシュタイガー、香川真司、ジネディーヌ・ジダンといったスタープレーヤーが開発に関わった。

香川真司選手も絶賛

ダニ・アウヴェス(ブラジル)は、「このボールでいろいろな楽しいプレーができると思うとすごく楽しみだ。ピッチと空中の両方でうまくボールをコントロールすることができ、他の選手たちも気に入ることは間違いない。このボールを見て、開幕が待ち遠しく感じる」。香川真司は、「蹴ったとき、グリップもよくて、コントロールもしやすかった。思った通りの軌道で飛ぶので、パスやシュートの感触も良い。ブラジルらしいカラーで、本大会に向けてモチベーションが上がる」 とコメントしている。

ダニ・アウヴェス(ブラジル)

香川真司

日本国内では、アディダスとのライセンス契約に基づき、モルテンが全国のスポーツ店で販売する。サイズ、用途に応じて全17種類をラインナップ。主な価格は、FIFA公認の「FIFA Approved」が1万7,010円。準公認の「FIFA Inspected」が5,460円。フットサル用は3種で4,200円~4,725円などとなる。

左よりリオネル・メッシ(アルゼンチン)、エディンソン・カバーニ(ウルグアイ)、シャビ(スペイン)