東京急行電鉄と東芝はこのほど、東急田園都市線たまプラーザ駅にて、「駅設備の電力見える化」試験を開始した。駅設備の消費電力量の詳細なデータを収集・蓄積するもので、得られた測定結果やノウハウなどを今後の駅エネルギーマネジメントシステムの検討に反映させるのが目的だという。

写真は東急田園都市線用の車両8500系

また、地域の象徴となる駅で節電や省エネに取り組むことで、地域全体の節電・省エネ意識の向上を図るとしている。試験期間は2月28日まで。同駅の駅設備の消費電力量を測定し、当日の消費電力量と2010年の駅リニューアル時の消費電力量などを駅コンコースのモニターに表示するとのこと。モニタは12月下旬設置予定。

今回の試験は、横浜市と東急電鉄が進めるプロジェクト「次世代郊外まちづくり」の「スマートコミュニティ推進部会」の取組みの一環。同部会には横浜市のほか、東急電鉄や東芝など民間企業8社が参加しており、快適かつ省エネルギーな街づくりをめざした取組みを行っている。