独TeamViewerは5日、WindowsやMac、Linuxに対応したリモートデスクトップソフトウェア「TeamViewer 9」の正式版を提供開始を開始した。Wake-on-LAN機能や2段階認証の導入、デバイス間でのコピー&ペーストが可能なマルチクリップボード機能などを新たに搭載している。商用以外で利用する場合は無料。
TeamViewerは、「TeamViewerデスクトップアプリケーション」をインストールしたコンピュータを、別のPCやタブレット、スマートフォンなどから遠隔操作できるアプリ。最新版「TeamViewer 9」のベータ版は11月に公開されていた。
新機能として、リモートセッションをタブごとに開く機能や、PCを外部から起動させるWake-on-LAN機能を搭載したほか、不正アクセス防止のためログイン時に認証コードとパスワードの両方が必要な2段階認証を導入した。また、最新のOSWindows 8.1およびOS X Mavericksに対応した。
このほか、デバイス間でクリップボードを介し、ファイルやフォルダ、画像、テキストなどをコピー&ペーストできる機能も搭載。また、リモート接続せずに登録先のPCにファイルを送信できる機能や、通知機能の一元化なども行われている。
対応OSはWindows 98 / NT / Me / 2000 / XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2000 / 2003 / 2008 / 2008R2 /2012、Windows Home Server、Home Server 2011。Mac OS X 10.5 / 10.4、Mac OS X 10.6以降、Linux(CentOS、Debian、Fedora、Mandriva、Mint、Red Hat、SUSE、Ubuntu)。なお、Windows 2000以前、Windows Server 2000、Mac OS X 10.5 / 10.4での利用は、過去のTeamViewerをインストールする必要がある。