国連教育科学文化機関(ユネスコ)は4日、「和食 日本人の伝統的な食文化」を世界無形文化遺産に登録することを決めた。

登録決定を受け、"食"の教育機関「辻調グループ」は日本の食を支える料理人を育てる立場として次のようにコメントを発表した。「『和食』がユネスコの世界無形文化遺産に登録されたことを大変喜ばしく思います。また、世界に向けて日本の食文化を『守る』と公約したことについて重く受け止めています。次世代の料理人育成を担う私たちとしては、日本の食文化を継承するだけではなく、未来をどのようにデザインするかも読み取らなくてはいけません。登録そのものを一過性のイベントで終わらせてはいけないと、教育機関としての役割と責任の重さに身のひきしまる思いがします」。

なお、日本からの無形文化遺産登録は、歌舞伎などに続いて今回で22件目となる。