キヤノンは12月3日、「EOS M」の後継モデルとなる新ミラーレス一眼「EOS M2」を発表した。今回、機材をお借りできたので、写真でその魅力を紹介しよう。
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キヤノン、撮像面位相差AFが大幅に性能向上したミラーレス一眼「EOS M2」(2013年12月3日)
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EOS M2は、EOS Mで搭載されていた「ハイブリッド CMOS AF」に代わり、新開発のライブビューAF「ハイブリッド CMOS AF II」を搭載する。まず大まかな合焦を撮像素子上に配置された位相差AFセンサーで行ってから、コントラストAFで最終的なピント合わせを行う点は従来と同じだ。だが、撮像面に占める位相差AF可能な範囲が縦横ともに約80%と、従来(縦:約26%、横:約38%)より広くなった。また、AF速度もバージョン2.0.2以上のファームウェアを適用したEOS Mの約2.3倍という高速化が実現されている(ワンショットAF、ライブ多点AF、「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」使用、焦点距離55mmでの撮影時)。
また、EOS Mにはなかった機能として、新たにWi-Fi(無線LAN)接続に対応。EOS M2で撮影した画像をワイヤレスでスマートフォンやプリンター、DLNA準拠のテレビなどに送信したり、スマートフォン上でライブビューを確認しながらリモート操作したりできる。なお、リモート操作には、専用アプリ「EOS Remote」が必要だ。
EOS M2は発売が12月中旬で、価格がオープン。パッケージはボディのみのものと、交換レンズ「EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM」が付属するレンズキット、さらに「EF-M22mm F2 STM」を加えた2本が付属するダブルレンズキット、前述の2本に「EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM」を加えた3本が付属するトリプルレンズキットが用意される。ダブルレンズキットとトリプルレンズキットには、EFレンズアダプターとスピードライトも付属。推定市場価格はボディ単体が64,800円前後、レンズキットが84,800円、ダブルレンズキットが104,800円前後、トリプルレンズキットが134,800円前後となっている。
詳細なレビューは後日、掲載する。