「第3回「この企業に勤める人と結婚したいランキング」」

与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスターはこのほど、「この企業に勤める人と結婚したいランキング」調査の結果を発表した。調査は10月26日~27日に行われた。今回で3回目となる。

トヨタなど製造業強し!

調査では、年間売上2,500億円以上、従業員数5,000人以上の企業200社を対象企業として抽出し、質問を行った。

堂々の1位になったのは「トヨタ自動車」(10.3%)。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位(6.8%)、「サントリー」が3位(5.4%)となった。以下、4位「三菱商事」(5.3%)、5位「三菱東京UFJ銀行」(4.9%)、6位「本田技研工業(ホンダ)」(4.6%)、7位「タニタ」(4.3%)、8位「アップル(Apple)」(4.1%)、9位「伊藤忠商事」(4.0%)、10位「グーグル(Google)」(3.8%)と続いた。

業種としては、製造業が7社(トヨタ自動車、サントリー、本田技研工業(ホンダ)、タニタ、ソニー、味の素、キリンビール)と最も多く、その他交通インフラ系4社(全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、総合商社4社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事)でトップ20のうち半数近くを占める結果となった。

前回1位の企業に大きな変動

前回ランキングと比較すると、トヨタは12位から大きくランクアップ、全日本空輸(ANA)は昨年と変わらず2位をキープした。前回から順位を大きくあげた企業は、「トヨタ自動車」(前回12位)、「サントリー」(前回10位)、「三菱商事」(前回6位)、「三菱東京UFJ銀行」(前回9位)など半数以上の13社が前回からランクアップした。

中でも、総合商社4社(三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事)は、いずれもランクアップしており、円高基調から円安に転換したことなどによる業績の回復が好評価の材料となり得たようだ。また、前回ランキング1位であった任天堂が今回ランキングでは50位に下落している点でも業界や企業の状況を踏まえた結果が表れた。

男女別では3位以下の順位に相違

さらに結婚相手の勤め先として望む会社を男女別に集計したところ、男性が結婚相手の女性に望む勤務先としてのランキング1位は「トヨタ自動車」(8.3%)、次いで「ワコール」が2位(5.5%)、「全日本空輸(ANA)」「三菱東京UFJ銀行」が3位(5.3%)、「本田技研工業(ホンダ)」が5位(4.3%)となった。

これに対して、女性が結婚相手の男性に望む勤務先としてのランキング1位は「トヨタ自動車」(12.3%)。次いで「全日本空輸(ANA)」が2位(8.3%)、「三菱商事」が3位(7.8%)となり、以下、4位「サントリー」(7.3%)、5位「タニタ」(5.8%)と続く結果となった。

1位「トヨタ自動車」、2位の「全日本空輸(ANA)」は、男女ともに人気が高かったが、3位以下については、男女で異なる傾向が見られた。

人気企業の平均年収

上位ランキング企業における平均年収を調査したところ、700万円~1,400万円と乖離があることが判明した。日本における平均年収が約400万円であることを考慮すれば、平均年収700万円以上は上位に位置するといえるが、平均年収1,000万円超の総合商社よりも、平均年収700万円台の「トヨタ自動車」「全日本空輸(ANA)」が上位にいる点からは、結婚相手に求める条件が、必ずしも収入に左右されるわけではないということがわかった。

また、結婚相手の勤める企業についての重視するイメージは「安定している」「給料がよい」「社員を大切にしている」「福利厚生が充実」「将来性がある」「堅実的」「土日が休み」が上位となった。