「世界のブックデザイン2012-13」展を開催

印刷博物館 P&Pギャラリーは2014年3月2日まで、「世界のブックデザイン2012-13」展を開催している。

細部にまでこだわりをもって制作された本を展示

同展は、今回で12回目を迎える「ブックデザイン」展。今年3月に開催された「世界で最も美しい本コンクール2013」の受賞作14点に、日本、ドイツ、オランダ、スイス、オーストリア、カナダ、中国、ベルギーの各コンクールの受賞作を加えたおよそ200点を展示。急速にデジタル化が進み、書籍を取り巻く環境が大きな転換点を迎えるなか、造本、印刷、タイポグラフィなど細部にまでこだわりをもって制作された本を手に取り確かめることができる展覧会となる。

今回は、日本「第47回造本装幀コンクール」、ドイツ「Die schönsten deutschen Bücher 2012」、中国「中国最美的书2012」、オランダ「De Best Verzorgde Boeken 2012」スイス「Die schönsten Schweizer Bücher 2012」、オーストリア「Die schönster Bücher Österreichs 2012」カナダ「Alcuin Society Book Design Award 2012」、ベルギー「Prix Fernand Baudin, Prix des Plus Beaux Livres à Bruxelles et en Wallonie. 2012」、世界で最も美しい本コンクール「Best Book Design from all over the World 2013」の、各受賞図書を展示。なお、少部数などの理由で入手不可能な本があるため、受賞図書すべての展示ではない。

会場では、すべての本を実際に手に取って確かめ、世界最高峰のブックデザインと造本技術を楽しむことが可能。今後の本のあり方を考える上でも、貴重な機会となるとのこと。

開催日時は、11月30日~2014年3月2日 10時~18時。会場は、印刷博物館 P&Pギャラリー(東京都文京区水道1-3-3 トッパン小石川ビル)。休館日は毎週月曜日。12月23日、2014年1月13日は開館、12月24日、12月28日~2014年1月3日、1月14日は休館。入場無料。ただし、印刷博物館本展示場に入場の際は、入場料が必要。その他、詳細は同館Webページで確認できる。