NECパーソナルコンピュータ(NECPC)とレノボ・ジャパンは11月30日、2社共同開催となる体験イベント「PC+でスマートライフ」を、東京・六本木の「東京ミッドタウン アトリウム」で開催した。
イベントでは、NEC レノボ・ジャパングループ エグゼクティブ・ディレクター コンシューマ事業統括の留目真伸氏が登壇。また、ゲストにメンタリストのDaiGoさん、フリーアナウンサーの木佐彩子さん、歌手のBENIさんが招かれ、デジタル製品を生活に取り入れた「スマートライフ」についてトークセッションを行った。
参加したゲストたち。左から順に、メンタリストのDaiGoさん、フリーアナウンサーの木佐彩子さん、歌手のBENIさん、NEC レノボ・ジャパングループ エグゼクティブ・ディレクター コンシューマ事業統括の留目真伸氏 |
2社初の共同開催は「世界No.1と日本No.1の強力なチームで訴求」
NECとレノボは2年前に合弁会社を発足しているが、「両グループそれぞれのブランドを大事に育てる」という方針のもと共同での製品発表などは行っておらず、今回のイベントが初の共同開催となる。
留目氏は、「NECは国内No.1のPCメーカー。一方レノボは世界No.1のPCメーカーであり、日本では未発売だがスマートフォンメーカーでは世界第3位、タブレットでは世界4位。世界No.1と日本No.1の強力なチームを組むことで製品ラインナップも揃い、幅広いユーザー訴求できる」と語った。
また、イベントのテーマでもある「PC+」は、複数のデバイスによる「コンシェルジュ」の概念に近いと説明。「PCを中心に、タブレットやスマートフォンが連携してユーザーをサポートする。ユーザーを後押しするような仲間であり、コンシェルジュ。リーダー各のPCを中心に、チームでユーザーを理解し楽しませてくれる」(留目氏)。
今回の開催タイミングは、クリスマスや年末商戦を見込んだものという。「沢山のPCやタブレットがこのタイミングで発売された。PCもデスクトップや変形型など形状が異なる。それぞれのデバイスで何ができるのか、自分に何が合うのか理解してもらい、もっとワクワクするスマートライフを楽しんで欲しい」とコメントした。
来場者で賑わったタッチ&トライ - 「艦これ」にもトライ!
タッチ&トライの体験スペースでは、「場所と目的に合わせたマルチデバイスの連携活用術」コーナー、「スクラップ情報の外出先での応用術」コーナー、「いまどき主婦の写真共有術」コーナー、「自分好みの情報収集術 」コーナーの4コーナーを展開。
「場所と目的に合わせたマルチデバイスの連携活用術」コーナーでは、クラウドサービス「Skydrive」で複数デバイスの連携、「いまどき主婦の写真共有術」コーナーでは、「Skydrive」と連携する同社製アプリ「コンテンツナビモバイル」、そしてPCソフトウェア「コンテンツナビ」による写真の同期機能などが紹介された。
また、「スクラップ情報の外出先での応用術」コーナーでは、マイクロソフトのノート作成ソフトウェア「OneNote」の使用法、「自分好みの情報収集術」コーナーでは同社製情報リーダーアプリ「My Time Line」の紹介が行われ、各コーナーではデモンストレーションも実施。
ほか、NECPCが10月21日に出荷開始した軽量ノートPC「LaVie Z」、レノボ・ジャパンが11月26日に発表した8型タブレット「Miix 2 8」をはじめ、NECPCおよびレノボの新製品が多数展示され、来場者が自由に製品を体験していた。
「Miix 2 8」は発売が12月6日と少し先。せっかく触れる機会なのでブラウザゲーム「艦隊これくしょん-艦これ」も試していたところ、近くのスタッフから「少し重めのFlashゲームもスムーズに動きます」という案内も受けた。
11月26日に発表された「Miix 2 8」(写真右下以外)。艦これの挙動は快適で"Bay Trail-T"ことIntel Atom Z3740のスゴさを思い知る。NECPCのWindows 8搭載タブレット「LaVie Tab W」(写真右下)でも艦これを試してみた。CPUはIntel Atom Z2760で、Miix 2 8と比べると少々もたつく |
ゲストが三者三様の「スマートライフ」を語ったトークセッション
トークセッションでは、メンタリストのDaiGoさん、フリーアナウンサーの木佐彩子さん、歌手のBENIさんが、デジタル製品を生活に取り入れた各自の"スマートライフ"を紹介した。
DaiGoさんは、高校生の頃にPCを自作していたといい、現在自宅にノートPCが4台、デスクトップPCが2台、タブレット4台にスマートフォン2台を所有するほどのガジェット好き。PCやタブレットなどを横断して大量の論文を読むため、特にクラウドサービスを使用したデータ共有が必須だと語った。
木佐彩子さんはタブレットでは写真を撮る機会が多いという。「ママ友と会った時写真を撮ったり、仕事関係の資料を読む時に使う。写真の表示は綺麗で、写真が会話のテーマになることもある」(木佐彩子さん)。
また、BENIさんは歌手活動により、移動やスタジオにこもることが多く、タブレットの使い道は主に「音楽を聞いたり動画を観たりする」ことだそう。「世の中とつながっている感じがあるのが嬉しい」と笑顔をみせた。
木佐彩子さんは、仕事の資料や原稿を表示するのに、タブレットは見やすいと話した。また、写真をクラウドで共有することもあるという |
BENIさんは事前にNECPC製の情報リーダーアプリ「My Time Line」を試しており、「使えば使うほど自分が知られていく、なんで知ってるの?と思うほど」と驚いた様子だった |
NEC レノボ・ジャパングループ エグゼクティブ・ディレクター コンシューマ事業統括の留目真伸氏は、トークセッション終了後の囲み取材で、PC+のコンセプトについて改めてコメント。
「一昔前のように、PCがあればタブレットはいらないという時代ではない。複数のデバイスを組み合わせて使う、その中心にPCがある。連携させてどこでも、どのデバイスでも同じ作業ができる。この連携を1つのまとまった提案『PC+』として、広げていきたい」とPC+の方向性を語った。