今年の話題の言葉に贈られる「現代用語の基礎知識 選 2013ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式が2日、都内で行われ、「今でしょ!」(予備校講師・林修)、「じぇじぇじぇ」(脚本家・宮藤官九郎、女優・能年玲奈)、「倍返し」(俳優・堺雅人、TBS系ドラマ『半沢直樹』チーム)、「お・も・て・な・し」(フリーアナウンサー・滝川クリステル)が年間大賞を受賞した。

「現代用語の基礎知識 選 2013ユーキャン新語・流行語大賞」の表彰式に出席した滝川クリステル(左)と林修氏

4語が年間大賞を受賞するのは史上最多。複数の言葉の受賞は、2008年の「グ~!」(エド・はるみ)、「アラフォー」(天海祐希)以来のこととなる。滝川クリステルは、「選んでいただいて本当にうれしいです」と感謝し、「空港で突然お願いされて以来で久しぶりです」と恥ずかしそうにしながらも、ステージ上で生"お・も・て・な・し"を披露。会場からは拍手と共に大きな歓声が上がった。

林氏は「これまでで今年の流行語大賞が一番盛り上がったんじゃないかと。盛り上がりの度合いが、そのまま大賞の数に比例した」と分析し、「その一角の場所をいただけたことがありがたい」とコメント。「僕自身、授業で言ったことをころっと忘れていた言葉」と振り返り、「皆さんの感性に、そして使ってくださった方にお礼を言いたい。僕は早めに自分の言葉を見落としていた」と語った。

TBS系ドラマ『半沢直樹』の主演を務めた堺雅人はスケジュールの調整がつかなかったために不参加だったが、同ドラマの伊與田英徳プロデューサーは、堺の言葉を「大変喜んでいらっしゃったと思います。『こういう光栄な賞をいただいて』ということと『スタッフの皆さんが頑張ったおかげ』とおっしゃっていました」と代弁。続編については、「粛々と思っていますが」と多くを語らず、「ご期待に応えられるようにがんばりたいと思っています」と意気込みを述べた。

一方、多忙によりトップテン発表のみの参加となった能年と宮藤。能年は、「私も"じぇじぇじぇ"が大好きで。聞くだけで楽しい言葉だなと。それをチョイスした宮藤さんはさすがだなと思います」と語り、「うれしくて"じぇじぇじぇ"を叫びたい気持ちです」と喜びを表現した。また、今年のプロ野球で日本一に輝いた東北楽天ゴールデンイーグルスが「被災地が、東北が、日本がひとつになった 楽天、日本一をありがとう」で特別賞を受賞。嶋基宏捕手、美馬学投手がチームを代表して出席した。

■2013ユーキャン新語・流行語大賞受賞語

<トップテン年間大賞>
今でしょ!/予備校講師・林修(出席)
じぇじぇじぇ/脚本家・宮藤官九郎、女優・能年玲奈(トップテン発表まで出席)
倍返し/俳優・堺雅人(欠席)、TBS系ドラマ『半沢直樹』チーム(出席)
お・も・て・な・し/フリーアナウンサー・滝川クリステル(出席)

<トップテン>
ご当地キャラ/くまもん(出席)
アベノミクス/内閣総理大臣・安倍晋三(欠席)
特定秘密保護法/ジャーナリスト・西山太吉(出席)
PM2.5/一般財団法人日本気象協会(出席)
ブラック企業/NPO法人POSSE代表・今野晴貴(出席)
ヘイトスピーチ/国際政治学者・五野井郁夫(出席)