ウォール・ストリート・ジャーナル日本版(以下、WSJ日本版)はこのほど、「WSJ日本版が選ぶ2013年10大ニュース」を発表した。これは、WSJ日本版読者の反響、記事本数が多かったトピックス、および米国・アジア版記者が取材したテーマの中から、WSJ編集部がランキング形式で選定したもの。

その結果、1位に選ばれたのは「米政府一部閉鎖と債務不履行の危機」。以下、2位は「国内外から注目を集める『アベノミクス』」、3位は「金融緩和から出口探る米FRB」と続いた。10位までのランキングは下表の通り。

「WSJ日本版が選ぶ2013年10大ニュース」

順位 ニュース
1 米政府一部閉鎖と債務不履行の危機
2 国内外から注目を集める「アベノミクス」
3 金融緩和から出口探る米FRB
4 米国NSA盗聴問題
5 シリア内戦
6 中国 薄熙来(はくきらい)失脚
7 相次ぐIT企業の大型再編
8 福島第1原発の汚染水問題
9 ボーイング機事故
10 世界各地の異常気象

また、2014年注目の経済トピックスとして、日本の「消費税引き上げ」、「エネルギー革命」、「欧州危機は終わったか」の3点を挙げている。このうち、消費税引き上げについては、2014年4月の増税で消費者負担が8兆円拡大し、一時的に消費を圧迫するとの見方が強まっているとし、増税の負担を乗り越えて日本経済を成長軌道に乗せられるかに、来年は注目が集まるとしている。