イオンは2日、カルチャー教室事業の専業会社「イオンカルチャー」(千葉県・千葉市)を立ち上げ、1日より事業を開始したと発表した。
イオンの子会社未来屋書店が運営する「未来屋カルチャークラブ」「イオンカルチャークラブ」8店舗、イオンリテールが運営する「イオンカルチャークラブ」1店舗の計9店舗のカルチャー教室を、イオンカルチャーが継承。2017年2月期までに、首都圏を中心とした大都市圏において50店舗体制を計画している。
近年のシニア人口の増加や都市部への人口集中に伴い、大都市圏において趣味・余暇に関連した「コト消費」のニーズが高まっていることに対応する。「イオンカルチャークラブ」は、「カルチャー教室を中心に様々な趣味が楽しめる大人の倶楽部」。GMSの売場と連携して、商品の価値や使い方を学ぶ「モノ・コト連携講座」を開催するとともに、グループ各社と協働して、カフェや旅行、映画などのサービスや情報を提供していく。
資本金は1億9,000万円。代表取締役社長は中山章氏、従業員数は100人(社員、パートタイマー含む)。
今後は、イオンならではのグループシナジーを徹底的に追求した新しいカルチャー教室業態を確立するとしている。