特定非営利活動法人 食の未来研究所は、「大人の食習慣」についてのアンケート調査結果を発表した。これは10月12日・13日に東京都渋谷区で行われた「第7回 東京都食育フェア」の来場者を対象に行ったもので、197名から有効回答が寄せられた。
1日の最後の食事は、4人に1人が「寝る4時間前」
まず、朝食は起きて何分後に食べるか尋ねたところ、最も多かった回答は「(起床後)30分後」(28.4%)だった。年代別に見ると20代の45.2%が「10分後」と回答し、他の年代に比べ、起きてすぐに食べる人が多いことがわかった。10分後と回答した割合は若い年代ほど多く、若年層は慌ただしい朝を迎えているようだ。
1日の最後にする食事は寝る何時間前に摂(と)るかという設問では、 26.4%が「寝る4時間前」と回答した。僅差で2時間前・3時間前(25.4%)という回答が続く。年代別では、5時間前以上という回答は20~60代までは1割前後となっているが、70代以降は約4割(36.4%)となっている。
食事の悪習慣は、「食べすぎ」がトップに
次に、「ついついやってしまう悪い食習慣」について聞くと、1位は「食べ過ぎる」(42.1%)だった。2位は「早食いをする」(35.0%)、3位は「好きなものばかり食べる」(20.8%)。年代別では、どの年代も上位に「食べ過ぎる」「早食いをする」があがっているが、20代は「好きなものばかり食べる」「食事を抜く」の割合が他世代と比べて多かった。
食べ過ぎたと思ったあとにすることについて尋ねたところ、1位は「運動をする」(32.1%)、2位は「野菜をたくさん食べる」(28.9%)だった。3位には「何もしない」(24.9%)が挙がっている。
年代別で見ると「運動をする」と回答した20代は21.4%だったが、70代以降は40.9%になる。若い人ほど運動で解消しようとする割合は低く、70代以降は運動で解消しようとする意向が高いことが明らかとなった。