クレディセゾンとユーシーカード(以下UCカード)は12月1日、NTTドコモ(以下ドコモ)が提供する来店ポイントアプリサービス「ショッぷらっと」と連動したO2O実証実験を開始した。

ドコモが提供する「ショッぷらっと」は、2013年9月より本格展開をはじめた、来店ポイントアプリサービス。利用者は、「ショッぷらっと」アプリを対応スマートフォンにダウンロードの上、ショッぷらっと加盟店に来店するだけでポイントが貯まり、貯まったポイントは商品券などの特典と交換できるという。このサービスにより、ショッぷらっと加盟店は、来店者属性の把握や、顧客属性に合わせた店舗情報およびポイント・クーポン配信を行うことが可能となるという。2013年11月現在約800店舗が加盟店として利用している。

このたび、クレディセゾンとUCカードは、ショッぷらっと利用者の購入動向の把握を目的に、セゾン・UCカード会員を対象にしたキャンペーンを12月1日より開始した。セゾン・UCカード会員がショッぷらっとをダウンロードの上、このたび対象の74店舗に来店しセゾン・UCカードを利用すると、50人に5000円相当のポイントが当たる。

これまで、ドコモとショッぷらっと加盟店は、ショッぷらっとによる顧客の来店動向の把握は可能だったが、来店後の購入動向は確認ができなかったという。このたび、カード会社であるクレディセゾンとUCカードがキャンペーンを実施することで、約3500万人のカード会員にショッぷらっとを紹介するとともに、キャンペーン対象加盟店の73店舗におけるクレジットカードでの利用促進を行い、加盟店来店以降の購入動向を検証するという。

クレディセゾンとUCカードは、このたびのキャンペーンをO2Oに関する実証実験と位置づけ、実施後は「送客」「購入」の観点から効果検証を実施し、今後の本格展開を検討していくとしている。