総務省はこのほど、2012年分の政治資金収支報告書を発表した。それによると、政党や政治団体の収入総額は前年比11.7%増の1,130億円となった。
提出団体数は3,257団体(提出率87.1%)で、内訳は、政党本部が13団体、政党支部が194団体、政治資金団体が5団体、その他の政治団体が3,045団体。
収入総額の内訳を見ると、「その他の収入」が前年比3.4%増の393億円で最多。次いで、「事業収入」が同4.2%増の389億円、「寄附(献金)」が同24.8%増の144億円、「党費または会費」が同6.5%減の90億円となった。
支出総額は同24.0%(215億円)増の1,108億円。内訳は、「寄付交付金」が前年比33.9%増の382億円で最も多かった。
政党本部の収入を見た場合、トップは共産党で、前年比1億3,265万円減の232億8286万円、内訳は「事業収入」が87.6%。次は民主党で、同6億6,890万円減の195億6,330万円、「政党交付金」が84.4%。自民党は同19億4,252万円増の158億9,787万円、「政党交付金」が63.9%。公明党は同10億6,507万円増の137億7,167万円、「事業収入」が68.4%。
このほか、社民党は前年比3億8,829万円増の18億3,895万円、日本維新の会は15億2,037万円、生活の党は14億5,411万円、みんなの党は同2億5,560万円増の14億914万万円、太陽の党は前年比4億6,374万円増の7億1,788万円、国民新党は同1億7,191万円増の6億1,469万円、新党改革は同1,622万円減の1億5,720万円などとなった。