プレゼンでの悩みを教えてください

仕事をしていると、プレゼンの機会が訪れることがあります。マイナビニュース会員500人にプレゼンをしたことがあるか聞いてみたところ、32.3%、約3割の人がプレゼンの経験がありました。プレゼンが成功した人、失敗した人、いろいろだと思いますが、プレゼンを経験しての悩みをきいてみました。

Q.プレゼンでの悩みを教えてください

■緊張編
・「いくらすばらしい資料、アナウンス原稿を作成しても、緊張感が抜けなければ元も子もないので、ふだんから緊張しないようにすること」(33歳男性/運輸・倉庫/事務系専門職)
・「どうしても緊張して、ときどき自分が何をしゃべっているのかわからなくなってしまうことがある」(30歳男性/小売店/事務系専門職)
・「緊張して何を話すのか頭から飛ぶこと」(36歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)
・「緊張はいつになってもなくならない」(23歳女性/小売店/事務系専門職)

■時間編
・「時間をオーバーしてしまうことが多い」(36歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「時間配分ですね。短時間でのプレゼンはかなりの力量が要求されると思います」(41歳男性/ソフトウェア/営業職)
・「時間どおりに発表すること」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)

■資料編
・「資料が多くなること…いっぱい伝えようと増えるが、伝わりにくくなる」(45歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「資料が本人の意向よりも上司の意向が強く出たものになってしまっていること」(26歳男性/自動車関連/技術職)
・「プレゼンで発表する資料を作るセンスがないので、上司によく手直しさせられる」(27歳男性/自動車関連/事務系専門職)
・「資料を見ながら話すとどうしても伝わりきらないところがある」(29歳男性/運輸・倉庫/技術職)

■話し方編
・「程よく雑談などが挟めるようになりたいけれど、機械的にしかしゃべれないこと」(32歳男性/学校・教育関連/専門職)
・「どうしても早口になってしまう」(55歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「滑舌が悪く、話が詰まってしまう」(45歳男性/医療・福祉/専門職)

■その他
・「相手の関心が会社や顧客のことではなく、いかに上司から言われた機能、予算や納期をのませるかに向いている場合…今までのシステムの問題点、業務の課題、業界の動向について、知識や見識のない担当者であるとプレゼン自体がむなしく感じる」(51歳男性/情報・IT/技術職)
・「予想していた質問とは違う質問が飛んできたとき…特に考えていなかった内容に限ってピンポイントで質問されると回答するのにしどろもどろになることがある」(24歳女性/電機/事務系専門職)
・「自分が紹介する内容を"これをやるといい"と本気で心の底から思っていないと、熱意が出てこない」(26歳女性/運輸・倉庫/秘書・アシスタント職)

■総評

プレゼンの悩みで多くの人が「緊張する」と答えていました。この緊張には副作用があって、緊張することで、早口になったり、また話すことを途中で忘れたり、あるいは説明漏れがあったりと、結構大変です。

また、「理解度の推測」(45歳男性/医療・福祉/専門職)という悩みもありました。たとえ、緊張せずに、自分が用意したことを話せたとしても、それだけではだめで、相手がどこまで理解したのかそれを推測して、もし足りないようであれば追加してというようなことまでを追求しているのかもしれません。

予想外の質問は誰もが困ってしまいそうですが、「プレゼンの後、何も質問がないときはさびしいです」(53歳男性/電機/技術職)という回答がありました。質問がないということは、それだけわかりやすいプレゼンだったということのような気がしますが、中には関心がなかったと感じてしまうのかもしれません。

調査時期:2013年10月2日~10月4日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:男性233名 女性267名 合計500名
調査方法:インターネット(ログイン式)アンケート