ウェザーニューズは28日、「2014年の花粉シーズンにおける全国および、各12エリアのスギ・ヒノキ花粉飛散傾向」を発表した。
昨シーズンに続き、花粉の飛散量は平年より多い
同発表は、花粉症に悩む人にシーズンの花粉傾向を伝え、早めの対策をとってもらうことが目的。
同社では、花粉観測機「ポールンロボ」を使用し、花粉10個を観測した日が2日以上あった場合に飛散開始と定義し、各エリアの飛散開始時期を発表している。2014年の花粉飛散開始時期は、昨シーズンとほぼ同じく、2月はじめ頃から関東地方を中心に飛散開始と予想する。
また、2013年のシーズンは3月に非常に暖かい日が多く、スギ花粉・ヒノキ花粉の飛散量がピークに達する時期が、平年より1週間~10日間前後早くなった。しかし2014年のシーズンは、昨シーズンよりやや寒くなる予想であるため、花粉飛散量のピークも昨シーズンより遅く、東~西日本で3月上旬~中旬、北陸地方で3月下旬、東北地方で4月上旬~中旬となる見通し。
来シーズンの飛散量については、平年(2008年~2013年の平均飛散量)と比べて、全国平均で1割程度増加すると予想。エリア別では、北海道~関東、甲信、北陸で平年並みだが、東海から九州の飛散量は2割増加する見込みだという。2月はじめになると花粉が飛散し始める地域もあるため、同社では1月のうちに花粉症への対策を始めることを提案している。
各地域別の花粉飛散予想など詳細な分析は、「ウェザーニューズのプレスリリース」で確認できる。