猫好きな店主が選んだ猫本と絵本の数々

猫が登場する物語や猫の絵本など、猫に関する本を取り扱うインターネット古書店「ママ猫の古本屋さん」がオープンした。

猫小説や猫文学ラインナップを充実

同ショップは、一般の書店では小説や絵本、写真集など各ジャンルでバラバラに点在している猫に関する本をひとつにまとめたインターネット古書店。猫が登場する小説から、猫のエッセイ、児童書や絵本、イラストや写真集、飼育書など、猫にまつわる様々なジャンルの本を取り扱う。

ショップを運営する大泉さんは「猫本を販売する書店は数多くありますが、同店は猫が主人公、また脇役として登場する『猫小説・猫文学』に力を入れています」と語っている。猫が登場する小説は数多くあり、中でもミステリーは猫が謎の解明に影響しているものもあり、読み応えがあるのだとか。「夏への扉」などの有名な小説から知る人ぞ知る小説まで幅広く紹介していく。

また、同ショップでは、買い取った本のクリーニングには、除菌と汚れ落とし効果があるアロマテラピーのエッセンシャルオイルを使用している。これは、本は直接に手に取るものであり、絵本・児童書も取り扱うため、安全なものでクリーニングしたいという店主の大泉さんの想いから。オイルは大泉さん自らがブレンドして作っている。

実は店主の大泉さん、猫が大好きなのに猫の毛アレルギーなのだという。「猫が大好きなのに触れない……。その報われない想いが猫の本に向かい、それが高じて、猫本専門の古書店を立ち上げることになりました」と同店開店のいきさつを語った。子どもを持つ大泉さんは子ども向けの絵本を取り扱うとともに、読み聞かせ活動なども行っている。

また、同ショップは、11月30日に東京都三鷹市で行う「ひとはこ絵本市」にも出品する。11時~16時まで、三鷹市市民協働センター2階の会議室で開催。