Amazon.co.jpは28日、同社が提供するタブレット「Kindle Fire」の新製品「Kindle Fire HDX」シリーズを出荷開始した。Kindle Fireシリーズのハイエンド機で、価格は7型が24,000円から、8.9型が39,800円から。
これを記念し、同社は初となる体験スペース「Kindle エンタメステーション」を、11月28日から12月1日までの期間限定で表参道にオープンした。本稿では、同日記者向けに行われたプレスプレビューの様子をお届けする。
Kindle エンタメステーション | |
■オープン期間 | 2013年11月28日~2013年12月1日 |
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■営業時間 | 11時~21時 |
■場所 | ベーカリーカフェ 426 (東京都渋谷区神宮前4-26-18) |
「Kindle エンタメステーション」は、東京都・渋谷区の「ベーカリーカフェ 426」で開催しており、来場者は「Kindle Fire HDX」展示機の試用や、商品の購入が可能。展示期間は2013年11月28日から同年12月1日まで。
オープンにあたり開催されたプレスプレビューでは、米Amazonの日本法人、アマゾン ジャパンのジャスパー・チャン代表取締役社長と同社Kindle デバイス&アクセサリー事業部の小河内亮事業部長が登壇。
ジャスパー・チャン氏は、「Kindle Fire HDXで自分の生活が豊かになった。また、本日公開したFire OS 3.1は法人向け機能も強化し、プライベートでも仕事でも使える端末になる。年末年始商戦も視野に展開していく」と笑顔で語った。
また、小河内亮事業部長は、「Kindle Fire HDX」シリーズの魅力を「軽い、速い、画面がきれい」の3点と紹介。ほか、高音質システム「Dolby Digital Plus」の搭載とMiracast(ミラキャスト)も特徴とし、「タブレットは生活に直接関わるもの。実際の家を模した展示会場で、キッチンだったらレシピ、リビングだったら(Miracastを使い)テレビで映画など、実際の利用シーンでいろいろ試し、タブレットの魅力を感じて欲しい」とコメント。
Kindle エンタメステーションのフロアは1Fと2Fに分かれ、1Fでは端末の展示に加え、Kindleで楽しめる書籍コンテンツやアプリなどを視覚的に表現したオブジェ、Kindle販売コーナーが置かれる。
2Fには、「キッチン」や「ベッドルーム」、「リビング」など、実際の家で使うシチュエーションを想定したスペースが並ぶ。また、「Sphero」コーナーでは、Kindle Fire HDXで専用アプリからボール型のデジタルトイを操作できる「Sphero 2.0」を体験できるスペースを用意する。
ちなみに、Sphero 2.0とは、スマートフォンやタブレットからBluetooth経由で制御できるボール型のデジタルトイ。専用アプリはiOS 4.3以降およびAndroid 2.2以降に対応し、Kindle Fire HDXでもアプリをインストールすると使用できる。
初日の28日は、先着100名に、デジタルコンテンツの購入で利用できる3,000円分のクーポンをプレゼントされる特典がある。事前情報も手伝ってか、開始前には約70人のオープン待ちの列ができていた。12時のオープン時には、ジャスパー・チャン氏や小河内亮氏、スタッフらが店頭前に並び、掛け声と拍手でオープンを祝った。
「Kindle Fire HDX」シリーズは、8.9型の「Kindle Fire HDX 8.9」と7型の「Kindle Fire HDX」の2種類。いずれもCPUにSnapdragon 800(2.2GHz)、グラフィックスにAdreno 330、RAMに2GBを採用する。
Kindle Fire HDX 8.9は解像度2,560×1,600(339ppi)ドットで、駆動時間は最大12時間。本体サイズはW231×H158×D7.8mmで重量は374g。価格は16GBが39,800円、32GBが45,800円、64GBが51,800円。
Kindle Fire HDXは解像度1,920×1,200(323ppi)ドット。駆動時間は最大17時間となる。本体サイズはW186×H128×D9.0mmで重量は303g。価格は16GBが24,800円、32GBが29,800円、64GBが33,800円。