ライフネット生命保険(以下ライフネット生命)は26日、韓国の大手生命保険会社である教保生命保険(以下教保生命)との合弁会社である教保ライフプラネット生命保険(以下教保ライフプラネット生命)が12月2日に営業を開始すると発表した。
教保ライフプラネット生命は、ライフネット生命および教保生命の共同出資によって9月27日に設立された、申込みから保全、支払いまでのすべての手続きをインターネットで行うことのできる韓国初のインターネットを主な販売チャネルとする生命保険会社。保険募集人による対面販売を中心とする現在の韓国生命保険業界の販売構造を革新することにより、20代から40代の若い顧客層をターゲットに、顧客自らが生命保険契約における手続きをインターネットで行うことが可能となり、いつでもどこでも利用することができる便利な保険サービスを実現するという。このたび、教保ライフプラネット生命は、10月の生命保険業免許の取得を経て、12月2日に開業することとなったとしている。
教保ライフプラネット生命は、インターネットを活用することにより、商品説明、プラン設計、申込み、保全、支払業務等すべてのサービスの提供を時間と場所に関わらず可能とするという。特に、引受査定の自動化と申込み手続きの簡素化に伴うスピーディーな顧客対応や経費削減効果により、韓国国内の一般的な生命保険商品に比べて手頃な保険料を設定しているという。
また、営業職員などのコンサルタントへの依存度が低く、インターネットを通じた金融サービスに慣れている韓国国内の20代から40代の顧客をターゲットに、保険販売のみに留まらないような顧客との新たな関係を構築することで、消費者志向型ブランドの形成を目指すという。さらに、死亡保障と老後保障を中心に、消費者が理解しやすくシンプルな定期死亡保険、終身死亡保険、年金保険、年金貯蓄保険の4種類の商品を販売。
これらにより、教保ライフプラネット生命は、2016年末までの保有契約件数10万件を目標として、韓国のネット生保におけるリーディングカンパニーを目指すとしている。