バッファローは27日、デジタルカメラやスマートフォンで撮影した映像を自動で整理・保存するデジタルフォト・アルバム「おもいでばこ」の最新版を、2013年12月中旬より販売すると発表した。ここでは先だって行われたメディア向け内覧会の模様をお伝えする。製品の概要は別記事『バッファロー、写真を自動整理できるHDD「おもいでばこ」シリーズを2モデル』を参照いただきたい。
本体前面の右側にはUSBポートとSDカードスロットが(写真中央)。一番右の「とりこみ」ボタンは、SDメモリーカードやUSBメモリをセットしたり、スマートフォン(USB接続)をつないだりして写真の取り込み準備が完了すると発光する。発光したらボタンを押して、ワンタッチで「おもいでばこ」へ写真が取り込まれる仕組みだ。写真右は背面のインタフェース類 |
初代「おもいでばこ」は2011年に登場し、初心者にもカンタンな写真管理を提供し、大画面のテレビで写真や動画を楽しめるとあり、幅広い層から支持を受けていた。翌2012年には、デジタルカメラからのデータ取り込みにとどまらず、Wi-Fi(無線LAN)を装備した新モデルが登場。PCはもちろん、スマートフォンやタブレットといったスマートデバイスへの対応を強化した。さまざまなデバイスに散在する写真データを、「おもいでばこ」で一元管理できるようになり、こちらも好評を博している。
そしてさらに、「せっかく集めた写真をスマートフォンやタブレットからも楽しみたい!」というユーザーの声を受け、今回の新モデルで機能強化が図られた。
撮影された写真をカレンダー上に表示したり、写真のようにタイムライン表示させるなど、自動整理&アルバム作成機能がとても便利 |
リビングで家族全員がくつろぎながら、旅行の想い出をもう一度……のような使い方も |
第二世代の「おもいでばこ」では、Wi-Fi装備でスマートデバイスへの対応を果たし、一層の利便性向上が現実のものに。しかし、ユーザーは貪欲だ。「スマートフォンでも集めた写真を楽しみたい!」との声が多数寄せられたという |
最新モデルの主な機能強化ポイントとして紹介されたのが、スマートフォンやタブレットから「おもいでばこ」に集約されたデータを閲覧したり、SNS等で知人や友人とシェアしたりできる機能だ。この機能「おもいでばこを見る」を実装した専用アプリ、「おもいでばこアプリ バージョン3.0」を投入する(iOS版は12月中旬、Android版は2014年2月の公開予定)。これにより、「おもいでばこ」に集めた写真を、手のひらのスマートフォン、タブレットでも楽しむことが可能となった。こうしたスマートデバイスとSNSを活用しているユーザーにも便利に使ってほしいという点が、「おもいでばこ」のコンセプトの1つに加わった形だ。