セイコーインスツルは11月27日、「DAYFILER(デイファイラー)」シリーズのカラー電子辞書「DF-X9001」と「DF-X8001」を発表した。発売は12月中旬。価格はオープンで、推定市場価格は、DF-X9001が50,000円前後で、DF-X8001が45,000円前後。
DF-X9001は、理系の学生やビジネスマン向けのモデルで、DF-X8001は大学生や上級英語学習者向けのモデル。いずれも英語系のコンテンツが充実しており、13年ぶりに全面改訂が行われた「研究社リーダーズ英和辞典第3版」のほか、「リーダーズ英和辞典第3版」をはじめとする7つの英和・和英大辞典などが収録されている。
2モデルのハードウェアは共通で、収録されているコンテンツのみが異なっている。DF-X9001には、岩波書店の「理化学辞典」、プロジェクトポトス「ビジネス技術実用英語大辞典V5英和編&和英編本体」など専門分野の用語、英文の雛形を多く収録。一方のDF-X8001では「コウビルド新英英辞典」、「ロングマン現代英英辞典」、「オックスフォード現代英英辞典」の3大学習英英辞典、資格系コンテンツを収録している。
ディスプレイは5.1型の静電タッチパネル式で、表示画素数は800×480ドット。本体サイズはW146×D108×H24mmで、質量は約360gだ。電源はリチウムイオン充電池で、約5時間でフル充電され、フル充電時には約11時間の連続使用が可能だ。ユーザーメモリ領域は1GBで、microSD/SDHCメモリーカードも利用できる。PC連携機能のPASORAMA+に対応しており、PC側からDF-X9001・DF-X8001の辞書検索を行うことが可能だ。
12月中旬よりスタートする新サービス「DAYFILER CLUB」に対応。DAYFILER CLUBは辞書コンテンツを中心としたダウンロードサービスだ。同社の電子辞書では従来、内容の拡張に"コンテンツカード"と呼ばれるSDメモリーカードを使用していた。DAYFILER CLUBでは、購入したコンテンツをその場でDAYFILERにダウンロードすることができ、インストールした辞書などのコンテンツは、プリインストールされているものと同じ感覚で使用することができる。2モデルともWi-Fiに対応しており、無線LAN環境が整っていれば、本体からダイレクトにDAYFILER CLUBにアクセスすることが可能だ。