第64回NHK紅白歌合戦に初出場する歌手・泉谷しげるが27日、出場時の歌詞テロップについて、ブログを通じ「出せばイーじゃん! にしてあるから安心せい」と呼びかけた。
「いやはや紅白初出場の発表による騒動も一段落したな!(笑)」と落ち着いた様子の泉谷。初出場が決まったことを報告した25日の投稿には多数の祝福コメントが寄せられ、中には会見中の「テロップを出さないでほしい」という発言に対して、「私の娘は生まれつき耳が全く聴こえず、補聴器装用の意味なしと医者に匙をなげられています。それでも、字幕があると歌詞の意味を理解し、そこに込められたメッセージを理解することができます」や「僕は90歳近いおばあちゃんとよく一緒にテレビを見るのですが、耳の遠いおばあちゃんは画面上の文字を追って番組を楽しんでいるのです」など、「テロップも必要」との声も寄せられた。
このことを受けて、泉谷は「オイラがNHKで発言してた『歌詞テロップ使うな!』は気にすんなよな~!」とコメント。今年9月に出演したNHKの音楽番組『SONGS』に出演した際、歌詞の非表示を要望したことに触れ、「止めさせたのは昭和うた特集だったからさ。当時はテロップ余り使用してなかったンで当時を再現したわけだ!」と説明する。
「もちろん今もナンでもテロップ処理は好きじゃねーがさ」とした上で、「テレビにおけるテロップは視聴覚障害の人ら向きにでもアルので~そこら辺は充分わかってるつもりなンで大丈夫! したがって紅白出場の時は歌詞テロップ出せばイーじゃん! にしてあるから安心せい」と呼びかけ、「歌詞まちがえるな~だと!? テロップが間違えてるときだってあンだゾにゃろめ!(笑)」とつづった。
泉谷は、今年8月に企画アルバム『昭和の歌よ、ありがとう』をリリース。昭和を愛する泉谷が、大竹しのぶ、カルメン・マキ、クミコ、佐々木秀実、手嶌葵、中村中、夏川りみ、夏木マリ、森高千里、八代亜紀といった10人の女性歌手と組み、昭和の名曲をデュエットでカバーした。