漫画家のモンキー・パンチ氏の人気漫画『ルパン三世』が、俳優・小栗旬主演で2014年夏公開に向けて映画化されることが27日、明らかになった。
小栗が演じるのは、本作の主人公である"天才怪盗"ことルパン三世。10カ月にも及ぶアクショントレーニングと8kgの減量で「ルパン体形」を作り上げた。10月3日から日本での約1週間の撮影を終え、現在は年末の撮影終了に向けて、タイで2カ月にも及ぶ大規模ロケを行っている。オファーを受けた小栗本人ですら「マジかよ~実写化! と僕も思いました」と驚いているが、「ルパン三世は、多くの皆さんの中にそれぞれのルパン三世がいると思いますが、若い世代にも、リアルルパン世代にも楽しんでいただけるルパン三世をお届けできるように、タイの暑さと闘いつつ頑張っています!」と語り、「特にアクションは、発想が面白く、楽しんで取り組んでいます。精いっぱい頑張ります!」と意気込みのコメントを寄せている。
そのほか、ルパンの相棒で天才ガンマン・次元大介を玉山鉄二、居合の達人・石川五エ門を綾野剛、ルパンを惑わす気まぐれ美女・峰不二子を黒木メイサ、ルパンの宿敵でICPOの銭形幸一警部を浅野忠信が演じる。また、オリジナルキャラクターの宿敵マイケル・リー役に台湾の人気グループ・F4のジェリー・イェン、その仲間のロイヤル役にタナヨン・ウォンタラクン、伝説の大泥棒ドーソン役にニック・テイト、ルパン一味として活躍するピエール役にキム・ジュン、闇社会を牛耳るプラムック役にニルット・シリジャンヤーといった海外キャストが集結した。
本作は、「その所有者は世界を統べる」と言われる宝物、クリムゾンハート・オブ・クレオパトラを巡る物語。収蔵されているのは、世界最強の鉄壁セキュリティーを誇る超巨大要塞型金庫「ナヴァロンの箱舟」で、ルパン一味はその「絶対不可能」な獲物に挑む。映画では原作の世界観を踏襲しながら、アクション要素をプラス。撮影現場にも訪れたというモンキ-・パンチ氏は、「演者の皆さんはどなたも本当に魅力的で、まさに漫画・アニメのルパン三世のキャラクターたちが現実世界に飛び出して来たようだと感動しました」と語っていた。