白石隼也「最後を迎えられてほっとしています」-『仮面ライダー MOVIE大合戦』

12月14日に公開される特撮映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武＆ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』の完成披露試写会が25日、東京・新宿バルト9で開催され『仮面ライダー鎧武』と『仮面ライダーウィザード』の主要キャスト陣に加え、ゲスト出演の敦士、JOY、上田眞央らが出席した。

出陣式に続いて行われた舞台あいさつには『仮面ライダー鎧武』チームから佐野岳、小林豊、高杉真宙、久保田悠来、志田友美とゲストのJOYと上田眞央、そして『仮面ライダーウィザード』チームから白石隼也、奥仲麻琴、永瀬匡、戸塚純貴、高山侑子、ゲストの敦士が登壇した。佐野は「『仮面ライダー鎧武』初めての映画で、すごく力が入った作品になっています。(佐野が演じる)紘汰がイエヤスやウィザードにいろいろなことを教えられて成長する姿を見てほしいと思います!」と見どころをアピールした。

「ただいま!」と口に出すと、会場からは「おかえり!」の大合唱が起こったウィザードチームは、白石から「純貴が今から一発芸三連発を見せます」と、戸塚に突然の無茶振り。慌てた戸塚が渾身の一発ギャグを披露したりと、終始チームの仲の良さが伺えるムードで進んでいった。劇場版で復活を果たしたコヨミ役の奥仲麻琴は「復活できると聞いたら悪役になっていてびっくりしたんですが、変身もできてうれしかったです!」と喜びをあらわにし、ゲストの敦士は憧れの仮面ライダーに出演した喜びを語ったものの、「仮面ライダー(に変身する役を)やりたかった!」と本音も覗かせていた。

そんな様子を見ていた鎧武チームの高杉は、「一年間やってきたウィザードチームを見て、僕らもこんな風になれるのかな、と思いました」と感銘を受けた様子。それに対し白石は「鎧武こそ仲が良くて、同じ頃の俺たちは仲が悪くて血を流していた頃ですよ」と冗談で会場を笑わせていた。鎧武チームのゲスト・JOYは、映画初出演に際してネットで自分の名前を検索して悪口の多さに傷ついたことを明かし、「2ちゃんねるのみんな、お手柔らかにね」と苦笑。同じくゲストの上田は、「生身で戦うので痛い思いもしながらがんばりました。ランマルの衣装は全部手作りで作ってくれたんです!」と話していた。

最後は白石が「いろんなことがありましたが、最後を迎えられてほっとしています。本編には今までのドラマに登場した言葉やシーンも登場します。この映画で何か希望を届けたらと思います」、佐野が「『ウィザード』が終わり、『鎧武』が始まる節目の作品の重みを、白石くんの話を聞いてますます感じました。これから一年、『鎧武』ぶっちぎりでがんばっていくのでよろしくお願いします!」と締めくくった。

本作は、2009年末に公開された『仮面ライダー×仮面ライダー W＆ディケイド MOVIE大戦2010』を第1作とするライダー同士の豪華共演を描いた「MOVIE大戦」シリーズの第5作。今年9月に大団円を迎えた『仮面ライダーウィザード』と、10月より放送がスタートした「平成ライダー」シリーズ15作目の最新作であり、「フルーツ」と「鎧」という特異なモチーフが話題の『仮面ライダー鎧武／ガイム』が共演。仮面ライダーたちが「武神」と呼ばれる戦国時代を思わせる世界で、ライダーたちが激闘を繰り広げる。

映画『仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武＆ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦』は、12月14日公開。