キヤノンマーケティングジャパンは26日、ドキュメントスキャナ「imageFORMULA」シリーズとして、キヤノン電子製のネットワークスキャナ「imageFORMULA ScanFront 330」を発表した。11月28日より発売し、価格は248,000円。

8.4型という大型液晶タッチパネルを搭載するネットワークスキャナ。PCと接続しなくても、タッチパネル液晶を使ってスキャン操作や各種設定、スキャンデータのプレビュー、スクロール/回転/拡大などを行える。

imageFORMULA ScanFront 330

スキャンデータのメール送信や、共有フォルダへの保存、ファックス送信、プリンタ出力などといったネットワークを活かしたデータ転送にも対応。USBメモリやクラウドストレージへのアップロードも可能だ。

スキャン速度はA4縦の200dpiでカラーが25枚/分、モノクロが30枚/分。両面を同時に読み取る1パス両面スキャンにも対応する。用紙サイズの自動検知や、斜行補正、白紙スキップ、文字向き検知といった機能も搭載。超音波重送検知センサーにより、原稿の重送も防止する。

プラスチックカードも読み取れる

スキャン用管理ツールとして「ScanFront Administration Tool」を用意。「Webアプリケーションモード」では、アプリをネットワークサーバに設置してブラウザからスキャン操作が行える。

イメージセンサーはCMOS CISで、出力解像度は最大600×600dpi。読み取り原稿サイズは幅が50.8~216mm、長さが53.9~355.6mm。最大1,000mmの長尺紙や、プラスチックカードのスキャンにも対応する。

原稿の給紙トレイ(ADF)には、最大50枚の原稿をセット可能。スキャンデータの保存形式は、JPEG、PDF、TIFF。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX対応有線LAN、USB 2.0×4基を備える。本体サイズはW310×D571×H298mm(給紙トレイ開状態)、重量は約3.6kg。