JR西日本は12月19日から、山陽新幹線「こだま」に使用される500系の4列シート車両を拡充し、全8編成で4~6号車を4列シート車両とする。
山陽新幹線「こだま」に使用される車両のうち、N700系と700系(8両)では1~3号車を5列シート、4~8号車を4列シートとする編成で運転しているが、500系では従来、8両編成のうち指定席の6号車のみ、4列シート車両となっていた。
今回の4列シート拡充は、近年の「こだま」の指定席利用の増加に対応するためのもので、すでに10月中旬から、500系全8編成について4列シート車両を拡充する改良工事に着手。4列シート車両の座席は700系レールスター車両の指定席と同じもので、座席幅や座面の奥行きが現行より約3cm広がることに。座席の改良に合わせ、12月19日から500系「こだま」の指定席をN700系・700系と同じ5・6号車の2両に拡大する。
なお、旅客需要増が予想される年末年始期間(12月28日~1月5日)は、N700系・700系も含めた一部の「こだま」の指定席を4号車にも拡大して運転するとのこと。