JVCケンウッドは11月26日、カーオーディオの新モデルとして1DINセンターユニットのCD/USBレシーバー「U393」「U393R」を発表した。発売は12月上旬で、価格はオープン。推定市場価格は12,800円前後となっている。

写真上が「U393」、写真下が「U393R」

2モデルとも1DINセンターユニットのMP3/WMA/WAV対応のCD/USBレシーバー。フロントUSB/AUX端子を備えており、スマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーの接続に対応する。また、別売のiPodインタフェースケーブルを使用すれば、接続しているiPhone/iPodから再生や選曲などの操作を行うこともできる。

本体には、従来モデル比で193%の大型化がなされた13桁LCDを搭載。従来の11桁表示に比べて視認性が大幅に向上している。また、フロント部のUSB端子とAUX端子(3.5mmステレオミニジャック)はスライドカバー付きで、使用していない際にホコリから保護できる。なお、USB端子での接続時はiPhone/iPodやポータブルオーディオプレーヤーの充電が可能だ。

なお、Android用アプリ「KENWOOD Music Control」やWindows用ソフト「KENWOOD Music Editor Light」に対応。Androidスマートフォンやポータブルオーディオプレーヤーに収録されている楽曲を、アーティスト名などからダイレクトに検索、選曲が可能となっている。

音質面では、「ボリュームオフセット機能」「dBイコライザー」「ドライブイコライザー」「SOUND RECONSTRUCTION」などを搭載。ボリュームオフセット機能は、CDとAUX接続機器など、音源ごとに異なる音量レベルを調整してほぼ同じ音量で聴けるようにするもの。dBイコライザーでは、音楽ジャンルに合わせて「DRIVE EQ」「DANCE」「POWERFUL」「ROCK」「VOCAL」「EASY」「JAZZ」「NATURAL」の8種類のイコライザーカーブを選択できる。ドライブイコライザーは、自動車走行中のノイズなどで聞こえにくくなる小さな音や低音を補強するもの。SOUND RECONSTRUCTIONは、圧縮音源でカットされてしまう高音域を補完する。そのほか、歪みを抑え、臨場感あるサウンドを再現する「50W×4MOS-FETアンプ」、迫力ある重低音を再現する「バスブースト機能」なども備えている。

なお、本体にはCDプレーヤー(8cmCDには非対応)とAM/FMラジオチューナーを備える。その他の主な仕様は、内蔵アンプの最大出力が50W×4(定格出力30W×4)、サイズがW178×D160×H50mm(埋め込み寸法)、質量が1.1kg。