お笑い芸人の有吉弘行が25日、都内で行われたマイナビの就職情報サイト「マイナビ2015」の新CM発表会に出席した。
「マイナビ 2015」は、昨年度の登録学生数は約70万人、掲載企業数は1万社を超える国内最大級の就職情報サイト。CMキャラクターには「人生の先輩として社会で働くことを率直に伝えられる」という理由で有吉が起用された。26日より全国放映スタートのCMは、夜のバッティングセンターで真剣な表情で黙々とバットを振る有吉が「必死に振ってりゃ、いつかは当たる」、「振らないよりはマシだ」、「やるしかないから、やるしかない」というセリフで学生たちにメッセージを送る内容になっている。
就職した経験がないという有吉は「(高校の)卒業式の日にオール巨人さんに弟子入りしたんです。お笑いくらいしか、やりたいことがなかったんですよ」と振り返りながら、「30歳を過ぎたあたりは飯が食えなくなって、どうしようかなと。周囲は安定した生活をしてましたし、あの時は(お笑いを)やめときゃよかったと思いましたね」としみじみ。昨今は「2011年テレビ番組出演本数ランキング」で1位を獲得するなど冠番組も増えて売れっ子となったが、「今が過渡期ですよ。これから徐々に仕事が減っていくと思うんで(笑)、残った仕事を大切します」と自虐。「こう言ったら変ですけど、もともと人前に出るのが苦手なので、転職するなら漫画家がいいです」と話し、「芸能リポーターもいいですよね。たまにテレビに出られますし、芸能人に嫌なことを聞くわけでしょ。言いたいことも言えていいですね」と笑わせた。
また、報道陣からは「今は"就活"より"婚活"なのでは?」と聞かれると「噂が色々と出ているみたいですけど、そっち(マスコミ)が勝手に出していることですからね。何もないです! たまにガールズバーに行くくらいですよ」ときっぱり。「夜のバットは振ってないですね。素振りはしているんですけど(笑)」と相手がいないことを強調していた。