福岡地所が運営するキャナルシティ博多は16日より、テクノロジスト集団チームラボが手掛けたデジタルアート作品「世界は、統合されつつ、分割もされ、繰り返しつつ、いつも違う(United, Fragmented, Repeated and Impermanent World)」を公開している。
鑑賞者の動きに反応し、変化していくインタラクティブ作品
同作品は、鑑賞者自身が作品の一部となる"インタラクティブデジタルアート作品"。2013年、チームラボが近世日本の画家の1人、伊藤若冲(1716~1800)の作品「鳥獣花木図屏風」や「樹花鳥獣図屏風」をモチーフに制作、今回が日本初公開となる。
モチーフとなった若冲の2作品は、画面全体を数万もの升の形に区切り、升目ごとに彩色する表現方法を使った「升目画」で、デジタル表現のドット絵に一脈通じている。同作品は、「升目画」をデジタルで再構成し、鑑賞者や歩行者の動きに反応し変化していくインタラクティブなもの。鑑賞者は、その変化の様子をFHD(フルハイビジョン)の8倍の解像度で楽しむことが可能となる。
公開場所は、福岡県福岡市・キャナルシティ博多サウスビル1F(サウスビルエントランス前)。時間は、9時30分~21時30分。その他、詳細は同施設Webサイトを参照のこと。