「別れた元カレが忘れられない……」。仕事で恋愛相談を受けていると、女性からこういうメールが送られてくることがあります。忘れられない理由は「元カレ以上に素敵な人に巡り会えないから」「別れてあらためて一緒にいるのが心地良い相手だとわかった」「自然消滅してしまったから気になる」など、人によりさまざま。復縁を望むなら話は別ですが、復縁は無理だと承知しつつも元カレを忘れられない場合、その思いを沈める必要があります。今回はその方法をお伝えします。
■彼の連絡先は消去しない
「キッパリ忘れるために、元カレからもらったプレゼントや一緒に撮った写真は捨てて、連絡先は今すぐ消去」。こんな方法が失恋の痛手から逃れるために有効な手立てだと言われていますが、彼の連絡先を消去するのは心の傷が本当に癒えてからにしましょう。
辛さのあまり消去してしまうと、「私は彼の番号やアドレスを記憶していただろうか」「連絡先がわからなくなってから連絡したい思いが募った」等、元カレを思い出す機会が増えてしまうからです。思い出す機会が増えれば増えるほど、忘れられるまでの日も遠のきます。
ただし、プレゼントされたアクセサリーは捨ててもOK。元カレにもらったアクセサリー、別れたら身につけませんよね? 風水では「身につけないアクセサリーを処分すると運を得られる」といわれているからです。一緒に写っている写真を捨てるのは悩みどころかもしれませんが、こちらも風水では「別れた恋人の写真は新しい出会いを妨げる」といわれています。ですが元カレをふっきることができれば単なる思い出となるので、忘れられるまで見えない場所に保管するのも一考です。
■彼のSNSは見ない
これはよく言われていることですが、彼の名前を検索するのはやめましょう。名前や彼の状況を確認するたび、思い出が頭の中を駆け巡るだけ。時間の無駄なのです。
「Facebookに共通の知り合いがいるから見てしまう機会がある」という人は、恋人として公表していない限りは友達から削除してもいいでしょう。ちなみに筆者はさり気なく削除した経験がありますが、周囲に突っ込まれることはほぼありませんでした。周りはそれほど自分のことを気にしてはいないものです。
■思い出を美化していることを自覚する
思い出は必ずと言っていいほど美化されます。「元カレより素敵な人に巡り会えない」と嘆くのも、まさにコレ。元カレとアナタは、一緒にいられないほどの問題があったから別れたのです。そして、その問題はお互いの人間性が生まれ変わらない限り、モトサヤに収まったとしても繰り返されるという現実を忘れないようにしましょう。
いかがでしたか? その心の傷が早く癒えますように。
著者プロフィール
内埜さくら(うちの さくら)
恋愛コラムニスト。1200人以上の人物取材の経験で磨かれた鋭い洞察力が武器。事務、販売、接客など数多くの職業を経験後、2004年にフリーライターとして活動開始。多種多様な依頼をこなすうちに人物取材を得意とするようになり、男性誌で約3年以上、恋愛やセックス特集を担当。ライター活動中に取得した心理カウンセラーになるために学ぶ必須項目の心理学と取材データを元に、処女作の「恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80」(講談社)を上梓。心理カウンセラーとしても活動中。「恋愛コラムニスト内埜さくらのブログ」も更新中。