富士重工業は21日、米国ロサンゼルスにて開催中の『2013年LAオートショー』において、新型「WRX」(米国仕様車)を世界初公開した。
新型WRXは、強烈なパワーと優れた環境性能を併せ持つ2.0L水平対向直噴ターボ"DIT"エンジンを徹底的に剛性を高めたボディとシャシーで受け止め、ドライバーにハイパワー車を意のままに操る歓びを提供するというスポーツセダン。トランスミッションでは、6速マニュアルトランスミッションに加えてスポーツリニアトロニックを新規設定。滑らかな変速モードだけでなく、シャープな変速レスポンスを実現する8速マニュアルシフトモードも備え、より多くのドライバーへスポーツ走行の愉しさを提案するという。
安全分野においても、すべての性能向上が図られており、シンメトリカルAWDを基本として、ボディの軽量化、剛性向上、VDCを含めたシャシー性能の強化により、クラストップの優れた危険回避性能を実現する。また、軽量化を図りながらも高強度のボディーを実現させ、全方位からの衝突に対して世界トップレベルの安全性を確保したという。
エクステリアでは、フロントにアグレッシブな「ワイド&ロー」スタイリング、リヤに重心の低さや高い走行性能を強調するデザインを採用し、パフォーマンスモデルとしての魅力を高めたとのこと。ヘッドランプ(ロービーム、クリアランスランプ / オプション)、テール&ストップランプ、ハイマウントストップランプの光源にLEDを採用し、省電力化による燃費向上も図られている。
インテリアでは、Dシェイプステアリングを初採用したほか、ホールド性に優れたシートデザイン、各所にスポーツカーを象徴するカーボン調加飾パネルや金属調アクセントを配置。メーターには、2眼水平指針レイアウト+3.5インチフルカラー液晶を採用し、マルチファンクションディスプレイにはブースト圧表示画面を設定している。