女優・仲間由紀恵と俳優・阿部寛が出演し、堤幸彦監督作『トリック』シリーズが、2014年1月に完全新作のスペシャルドラマ『トリック新作スペシャル3』(テレビ朝日系)として放送されることが20日、明らかになった。

スペシャルドラマ『トリック新作スペシャル3』

同シリーズは、2014年1月11日に公開される映画『トリック劇場版 ラストステージ』で完結することが発表されていたが、堤監督は「最後のトリックの見方は、映画もドラマも両方見て、また映画を見て。これが一番わかりやすい。そして、より細かい部分はぜひDVDで(笑)。"祭り"として総合的に楽しんでもらえればと思います」と語り、制作サイドは「映画もドラマもこれにて最後!」としている。

劇場版は、マレーシアのジャングルでシリーズ初の海外ロケを行うなど壮大なスケールで描かれるのに対し、スペシャルドラマは因習にとらわれた村を舞台に繰り広げられる『トリック』らしい奇妙な世界観。一帯を取り仕切る旧家・水神家で骨肉の遺産争いが巻き起こる中、不可解な連続殺人が発生する。シリーズでおなじみの仲間、阿部に加え、水神家で骨肉の争いを繰り広げる美しき三姉妹役の飯島直子、藤田朋子、国生さゆりのほか、若手注目株の福士蒼汰や朝倉あきらが出演する。

シリーズ最後のドラマが放送されることを受け、仲間は「最後ということで、『トリック』シリーズの集大成と言ってもいい作品」と太鼓判。「これまでやってきたギャグたちがちりばめられている上に、新しい出演者の皆さんの魅力が加わり、よりパワーアップしています」とアピールする。一方の阿部は「今回は、現場でみなさんの演技を見ていてツボに入ることが多くて…。自分には珍しいことなんですけど、三姉妹ってこんなに怖いんだなと(笑)」と迫力の演技を伝え、「すごく面白いトリックになることを自分自身期待しています」と語っていた。