女優でタレントの岩佐真悠子が20日、都内で行われた、映画『受難』の女性限定試写会に出席した。

映画『受難』の女性限定試写会に出席した岩佐真悠子

姫野カオルコの同名小説が原作の同映画は、主演の岩佐が大胆なフルヌードに挑んだ作品。修道院育ちで処女のフランチェス子(岩佐)は、「なぜ男女は付き合うのか? セックスをするのか?」と悶々とするうちに、局部に人面瘡が出来てしまう。"古賀さん"と名付けた人面瘡に「お前はダメな女だ!」と罵詈雑言を浴びながらも、フランチェス子はけなげに奇妙な共同生活を始める――というストーリーで、映画は12月7日から全国順次公開(R-15指定)。

イベントには、岩佐のほか、吉田良子監督と原作者の姫野が出席し、タイトなワンピースで登場した岩佐は、「自分の周りにある愛を大事にしようと思った。みなさんも色んなことを感じ取って頂いて、今ある幸せを大事にして欲しい」と笑顔でアピール。同作について「共感出来る」と語る吉田監督に対し、岩佐は「お付き合いとかセックスとか、当たり前にその辺に転がってるものだと思ってたので、全く共感できなかった」と苦笑いで吐露しつつ、「処女だった時の気持ちが分からなくて……」と苦労も明かした。

また、同作の見どころの1つであるフルヌードのシーンを「ビックリするほどピュアなフランチェス子だからこそ」と語った岩佐は、全裸で全力疾走という撮影を「人生で2度とする機会がないと思う(笑)。日常でやると捕まっちゃうから、いい経験になりました」と楽しんだ様子。劇中では、局部に出来た人面瘡と会話をするという難しい演技もあったが、岩佐が「何もない自分の股に向かってしゃべるという不思議なことをやってた」と振り返ると、原作者の姫野は、「岩佐さんは堂々とやってくれて感謝してます。切り抜きをするほどのファンだったから、夢みたい」と大感激していた。