映画『47RONIN』のワールドプレミアイベントが19日、東京・六本木ヒルズで行われ、約5年ぶりに来日した主演のキアヌ・リーブスのほか、キャストの真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督らが出席した。
忠臣蔵を題材にした同作は、47人の"RONIN"が圧倒的な敵軍に立ち向かうアクション作品。大石内蔵助(真田)が率いる侍たちは、吉良上野介(浅野)と謎の女・ミヅキ(菊地)の陰謀で、主君と身分を奪われる。また、異端の男・カイ(K・リーブス)も、愛する姫・ミカ(柴咲)を救うため、大石と結託して吉良との壮絶な戦いに身を投じる――というストーリーで、映画は世界に先駆け、12月6日から3D・2D同時公開予定。
約1時間半に渡って行なわれたレッドカーペットで、快くファンのサインに応じたK・リーブスは、「サムイ! サムイ!」と笑いを誘いつつ、「私はみなさんと会えてうれしいです。笑顔で観てください」と日本語であいさつし、ハリウッドでも活躍する真田は、「苦楽を共にしたメンバーが集まった今日、みなさんにお披露目出来ることをうれしく思っています」と感慨深げ。続けて、真田は「色んな意味でチャレンジングな作品。映画の新しい時代を作ろうと、みんなで同じゴールを目指しました。サムライスピリットを感じて頂けると思う」と自信を持ってPRした。
同作では、浅野と菊地がK・リーブスらを追い詰める悪役を演じているが、浅野が「みんなが僕を殺そうと必死です」と苦笑すると、悪役に初めて挑んだという菊地は「悪役に味をしめて、楽しかった」とニヤリ。また、ハリウッドデビューを果たした柴咲は、「見どころは、キアヌとのラブシーン……って言うんですかね。女性なら共感出来る関係性なので、注目して欲しい」とはにかみ、真田演じる父親と共に戦いに挑む主税役の赤西は、「キアヌを中心とした殺陣が見どころ。サムライ姿がセクシーです」と大絶賛。そんなキャスト陣の声に、「どうも」と照れ笑いしたK・リーブスは、「すごいキャストと一緒に作った素晴らしい作品を楽しんで」と観客にアピールした。