台湾ASUSTeK Computerは19日(現地時間)、同社のゲーミングブランドR.O.G.(Republic of Gamers)より、1枚の基板上にGeForce GTX 760を2基搭載したグラフィックスカード「Mars 760」を発表した。11月末から全世界で発売としているが、日本国内では12月上旬から中旬の発売を予定。店頭想定売価は70,000円前後の見込み。
ASUSによるとMars 760は、GeForce GTX Titanと比較して、Bioshock Infiniteでは6%、Crysis 3では14%、Tomb Raiderでは39%のパフォーマンス向上が見られるという。また、Mars 760を2枚使ったQuad SLIに対応するとしている。
ヒートパイプをGPUに密着させた独自の高効率クーラー「DirectCU II」のほか、マザーボード用のデジタル電源回路として定評のある「DIGI+ VRM」を採用する。電源は合計で12フェーズ。長寿命と熱耐性に優れた日本製のブラックメタリックコンデンサや、ノイズを低減するPOSCAPを用いている。
主な仕様はCUDA Coreが合計2,304基(1,152基×2)、ベースクロックが1,008MHz、ブースト時のクロックが1,072MHz。メモリはGDDR5 2GB×2(4GB)で、クロックは6,600MHz、メモリバス幅は256bit×2、PCとの接続インタフェースはPCI Express 3.0 x16、映像出力コネクタはDVI-I×2、DVI-D×1、Mini DisplayPort×1、HDMI出力用アダプタが付属する。