夫婦と子供がいて今は家庭円満でも、予期せず訪れるかもしれない「離婚」。価値観の相違や経済的理由、不倫などその原因は様々に考えられ、また事故や病気などの不測の事態により1人親となる可能性は誰にでも起こり得る。そこで、離婚に対する備えとして子を持つ主婦の考えをたずねてみた。
働く=離婚の備え
「離婚や不測の事態に対する備えとして仕事を続けている」(40歳公務員 5歳女児・1歳男児)。
「とりあえず働いています。離婚したら、貯金は半分は絶対にぶんどってやろうと思いますし、家もいただきますよ」(40歳ライター 11歳女児・7歳男児)。
「現在のところ離婚の予定はないが、我が家はすべてにおいて私が管理しており、今いくら預貯金があるかなど夫は一切知らない。興味もないらしく、話そうとしても聞きもしない。だからいざという時はごっそりといただこうと思っている」(38歳医療系専門職 6歳・1歳女児)。
働き続けることがイコール離婚への備えだと言う女性が大半。しかも、いつ夫に三下り半を突き付けても自分の側に有利になるよう着々と備えをしている人も多い。
また、「我が家は小遣い制だが、毎月の自分の小遣いの中から少しずつ貯金をしている。あとは、シングルマザーになった時も困らないよう、収入アップが図れるよう努力はしている」(30歳会社員 5か月女児)、「離婚という非常に負のエネルギーがいることには無縁な気がしているが、もしも離婚リスクがある場合は、子供の環境がどうこう、兄弟の触れ合い時間がどうこうは忘れ、子供に無理させてもバリバリ働く道に戻る」(38歳主婦 6歳女児・1歳男児)など、今は現実的に離婚を考えていなくても、そうなった場合には素早く生き方への割り切りと切り替えの心づもりをしている人もいた。
「日々証拠さがし」という妻も!
その他、「離婚した時に有利になるように、日々証拠探しをしている。そういう意味では、経済力を妻から奪うのは、妻が離婚に踏み切れなくする手段だなとつくづく感じる」(37歳主婦 7歳・3歳男児)という末恐ろしい声も。
ふだん黙ってかいがいしく育児や家事をこなしているように見える主婦でも、実は戦略を持っている。夫がそれに気づかないであぐらをかいていると、大きなしっぺ返しを食うことになるので要注意だ。