カシオ計算機は19日、デジタルカメラ「EXILIM」シリーズの新製品として、ゴルフに役立つ機能を多く搭載した「EX-FC400S」を発表した。11月29日より発売し、価格はオープン、店頭予想価格は44,800円前後の見込み。

EX-FC400S

EXILIMシリーズのゴルフモデルは2009年からリリースされており、その第5弾となる最新モデル。ハイスピードムービーで撮影した超スロー映像と、カメラの液晶モニタに表示されるガイドラインでスイングチェックができるなど、ゴルフの練習やレッスンに役立つデジタルカメラとして評価が高い。

今回の「EX-FC400S」は、EXILIM ZRシリーズのハイエンドモデル「EX-ZR1100」をベースにしている。EX-ZR1100の概要は別記事『カシオ「EXILIM」、手ブレ補正を強化したチルト液晶搭載の「EX-ZR1100」』を、特徴的な機能を試したレビュー記事は『タイムラプス動画撮影の新搭載で楽しさ倍増! - カシオ計算機「EXILIM EX-ZR1100」』を参照いただきたい。

スイングチェック

2画面同時再生

EX-FC400Sならではの機能としては、まず上述のスイングチェックが挙げられる。液晶モニタにガイドラインと角度(前傾角やライ角など)の値を表示させて、スイング動画をチェック。撮影済みの動画をもとにガイドライン入り動画ファイルを作成できるため、スマートフォンやPCなどでもガイドラインを見ながらスイングチェックできる。

石川遼プロ

プロゴルファーにも好評なのが「2画面同時再生」機能。液晶モニタの中に2つのスイング動画を並べて再生し、2つのスイングを比較できる。EX-FC400Sには石川遼プロのスイング動画が内蔵されており(ドライバーショットとアイアンショット)、EX-FC400Sで自分のスイングを動画撮影し、石川遼プロのスイングと自分のスイングを動画で比較することが可能。

そのほか、撮影モードの中に「ゴルフ専用ベストショット」を搭載。屋内撮影に適した逆光補正や、インパクトのシーンだけを抜き出した動画記録などを、面倒な設定なしで簡単に行える。

撮像素子は1/2.3型正方画素高速CMOSで有効画素数は1,610万画素、記録メディアは約19.9MBの内蔵メモリのほか、SD/SDHC/SDXCメモリーカードに対応。光学12.5倍ズームレンズの焦点距離は35mm換算約24~300mm相当、F値はF3.0~5.9、シャッタースピードは4~1/4,000秒(静止画プレミアムオート)、絞り(広角)はF3.0~F7.9、ISO感度はISO 80~3200(最大ISO 25600)。液晶モニタは3型で約92万画素、本体サイズは約W107.5×D36.7×H61.5mm、重量は約216g(本体のみ)、バッテリとメモリーカードを含む場合で約256g。