損保ジャパン・ディー・アイ・ワイ生命保険は18日、「こどもの教育に関する夫婦の意識」の結果を発表した。同調査は、10月18日から10月21日の4日間に、全国の20歳~69歳の男女で、第1子が「保育園・幼稚園」または「小学生・低学年」の両親を対象としてインターネットリサーチで実施し600人から回答を得た。
月々のこどもの教育費の平均額は父親「3万5403円」に対し、母親は「2万8134円」
月々のこどもの教育費を聞いたところ、母親の回答「2万8134円」を父親の回答「3万5403円」が大きく上回った。こどもの教育費に対して、父親のほうが母親よりも多くの額を捻出しているという意識があるようだ。全体平均は「3万1769円」。
月々のこどもの教育費が家計に占める割合で最も多かったのが「5~10%未満」
月々のこどもの教育費が家計に占める割合を聞いたところ、「5~10%未満」と答えた親(34.1%)が最多で、「5%未満」を合わせた「10%未満」と答えた親が全体の6割以上を占める結果となった。また、こどもの教育費捻出のためにしていることについては、「特に実行していることがない」と答えた父親(43.7%)が母親(36.7%)を7ポイント上回った。母親は半数以上(50.3%)が「家計を切り詰める」と回答するなど、教育費捻出のために家計をコントロールする姿勢が、より強くみられたとしている。
その他の調査結果トピックス
こどもが小学校に入学するにあたり必要だと予想する平均金額は、父親「18万8548円」、母親「16万2060円」。実際にかかった費用平均金額は「12万1515円」
親が望むこどもの進学先は、保育園・幼稚園は「私立」、小学校・中学校・高校は「公立」、大学は「国立」
こどもに習わせたい/習わせているお稽古ごとは父親・母親ともに「英会話」をおさえて「水泳」がトップ。母親には「書道、習字」、父親には「サッカー」も人気
こどもの教育方針「夫婦で話し合う」が全体の53.7%。こどもが3人以上いる家庭では「母親主導」が54.1%でトップ。「父親主導」は少数派
教育熱心だと思う芸能人は、父親が選ぶ第1位に「つるの剛士」。母親が選ぶ第1位に「松嶋菜々子」
将来なってもらいたい職業は、父親・母親共に「子供がなりたいと思うもの」がトップ。第2位が「会社員」