ミュージカル『アニー』の2014年公演オーディションの最終選考となる実技審査が、16日から18日にかけて行われ、小学5年生の國分亜沙妃(こくぶあさひ)と吉井乃歌(よしいののか)がアニー役に決定した。

アニー役に抜てきされた國分亜沙妃(左)と吉井乃歌
Annie2014(C)NTV

来年で29年目を迎える本作は、世界大恐慌直後の1933年のアメリカ・ニューヨークを舞台に、どんな時も夢と希望を忘れない11歳の赤毛の少女・アニーを主人公に描いた作品。今回のオーディションには、6歳から15歳までの約9,000人が参加し、その後588人が書類審査を通過。歌、ダンス、演技を審査する最終選考が3日間かけて行われ、アニー役2人を含む、28人が合格した。

スマイル組のアニー役に抜てきされた國分は、2002年7月3日生まれの小学5年生。2012年に孤児・テシー役を演じた経歴を持ち、週1回の歌、週2回のダンスとバレエのレッスンに励みながら4回目のオーディションで念願のアニー役を射止めた。國分は、「受かってとてもうれしいです」と喜び、「将来は、アニーのお稽古をいかしてミュージカル女優になりたいです」と語った。

一方、2003年3月19日生まれの11歳・吉井乃歌は、3回目のオーディションでトゥモロー組のアニー役に。「私なりに完璧な、何でもできる女優さんになりたいです」と将来の夢を口にし、「どんな人でも好きになるような、強くてかわいらしいアニーになれるように頑張ります!」と意気込んでいた。

互い魅力について、國分は「声量があってとても歌が上手」、吉井は「高い声が出るのですごいなぁと思います」と認め合っている2人。ミュージカル『アニー』は、2014年4月26日から5月11日まで、東京・こどもの城 青山劇場で上演され、夏には仙台、大阪、名古屋ほかでの公演を予定している。